2014年度新入社員は自動ブレーキ型?ヤジロベエ型?調査の本質はオヤジたちのメンツを保つためだった!

 

 

人材コンサルティングの株式会社リンクアンドモチベーションより、2014年の新入社員のモチベーションに関するアンケート調査が開示されました。
2014年5月30日「2014年度 新入社員モチベーション調査」の結果をご報告します リンクアンドモチベーション

この調査は、同社が実施する新入社員研修を実施した4,000名に対して、①その企業への入社動機、②モチベーションが上がる瞬間を調査したもので、企業と新入社員のより良い関係性を探ることが目的であるようです。

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調査結果としては、過去2年よりも

安定思考が強い傾向
安心できる環境、答えを求める傾向

 があることがわかっています。

 


また 、“ありがとうの言葉”  や  “仕事を通しての貢献実感 ”、“模範となる上司や先輩” を求める【サンクス効果】/【ロールモデル効果】や、“未経験の仕事において上司や先輩が伴走してくれる事” や、“身近な先輩が悩み相談にのってくれる事” 暗に期待する、【エスコート効果】が高く、逆に “選抜研修への参加”、“目標を他者に宣言する機会がある”、“他者を指導する立場がある”【ファーストクラス効果】/【コミットメント効果】や、“切磋琢磨できるライバルの存在” を求める
ライバル効果】は非常に低いようです。(マイルドな印象の世代?w)

 

ところでこの手の調査、実はかなり多く実施されています。せっかくなので、2014年今年の新入社員リサーチをまとめてみました。

「今年の新入社員」系まとめ

①公益社団法人 (日本生産性本部)

 新入社員のタイプは「自動ブレーキ型」

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今年の新入社員発表の定番となっている機関です。毎年、3〜4月に公表されています。

「職業のあり方研究会」という若年者のキャリア教育の専門家で構成される集団が、その年の新卒入社者の特徴や就職採用環境の動向について調査を行っているそうです。

なんと、1973年から40年以上続けているようですね。

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過去にあったものを見ると、1981年の「たいやきクン型」(頭から尻尾まで過保護のあんがぎっしりの意味。※前年のおよげたいやきくんブームを受け?)や、1995年の「四コママンガ型」(理解に時間がかからず傑作もあり、市場にあふれているので安く調達可能。※この年の就活は、売り手市場であった)、2003年の「カメラ付きケータイ型」(その場で瞬時に情報を取り込み、便利だが、高齢者が扱いきれない)といったように、その時に流行ったものに見立てる、といった事が多い調査です。

政府系機関が出している印象もありますが、あくまで民間団体のリサーチであり、時流を取り入れたものみたいですね。

 

 

②就活サイト(エン・ジャパン)

今年の新入社員は「ヤジロベエ型」 就活サイト エン・ジャパンの調査です。

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2014年度新入社員「ヤジロベエ型」の特徴について en-japan incより引用

こちらは例年、売上高500億円程の中堅中小企業の新入社員を対象にテストを実施し、その結果によるものだそうです。調査対象は500名程度とあまり多くありません。
今年の傾向は「どっちつかず」の世代とのことです。

 

③シンクタンク(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)

理想の上司は武田信玄 シンクタンクよりもリサーチ結果が出ています。

2014(平成 26)年度 新入社員意識調査アンケート結果 (三菱UFJリサーチ&コンサルティング社より引用)

教育系にも力を入れているMURCの調査レポートです。こちらは東京版、大阪版、名古屋版と3大都市圏でそれぞれ別に出ており、就職活動に関して、会社に対して感じること、給料と残業についての考え、昇進意欲等、新入社員よりヒアリングした内容を効果的に分析されています。
また、理想の上司を歴史上の人物に例えるなど、ユーモアのある内容も含んでいます。

 

 

 

4つのリサーチを見てきましたが、そもそもこういったリサーチが始まったきっかけ・理由は何でしょうか。

単にエゴによるものという可能性も否定はできませんが、顕在化・潜在的問わず、まずはニーズがあるからでしょうかでは、そのニーズはどこからきているのか。

おそらく広義では社会、企業というレベルかもしれませんが、結局これは現場を意図したものであるように感じます。これらはあくまで上司(指導する立場にある人)のために作られたリサーチだということです。

辞めて欲しくない!(企業としては)

 

就職して3年間で辞める新卒社員の割合は、高卒社員で40%、大卒社員で30%と高いもの。この数字は過去数年変わっていません。

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厚生労働省 新規学卒者の離職状況に関する資料より引用

業務が変わらなければ、離職されてしまった後、企業は欠員を新たに補充する必要があります。
転職で人を採用すると、いわゆる仲介のエージェント(を利用した場合)に、採用した人の年収の30%に相当する額を支払います。※あくまで相場です。例えば年収1,000万円の人を採用すると、300万円が仲介料として人材紹介企業に採用企業より入ります。
転職で即戦力となる人材を取れるにしろ、やはりは採用にかけるコストは大きく、離職されることは企業にとってはダメージです。

企業としては新入社員の離職を防止するため、教育(育て方)・コミュニケーション(接し方)をうまく行いたいと思い、事前に新入社員の特性を知りたいと考えます。そういった意味でこれらのリサーチは、その人にあった接し方をするための一つの参考となることが期待されます。

 

「会社図鑑」という書籍をご存知でしょうか。

業界別カイシャの正体 会社図鑑!2011 天の巻
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これは以前、就活生の中で人気があった本ですが、あの会社の人は◯◯◯◯、この職種の人は△△△△、というように、噂ベースでその集団のステレオタイプ(固定概念)を設定し、面白おかしく書いている解説している本です。
また、◯◯業界研究、といった本も業界毎に作られ、同様にその業界・企業を知る上でとても参考になる本です。

コンサルティング業界大研究 (大研究シリーズ)
ジョブウェブコンサルティングファーム研究会
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これらの情報が正しく、また新入社員がこれらを読んでいたと仮定すると、新入社員側にはその会社の人・雰囲気がどのような感じであるか、事前知識としての情報があります。(もちろん、OB訪問やインターンシップなども含め)しかし、企業側としては(採用面接などをしているにしろ)、今年入ってくる新入社員らがどのような人なのか(特に個という以外の大きな枠組で、総じてどのような世代かということについて)は事前の情報があまりないわけです。

 

仲間に入れてもらいたい!(オヤジたちとしては)

新入社員は毎年新しく入るもの。最近は時代の変化も早いので、「最近の若者」と一括りにできない。まさに情報化社会。情報を的確に捉え、若者に尊敬される位置にいたいもの。

若者とうまくやりたい!

いや、むしろ仲間に入れてもらいたい!

 

 

職場で上司が若者と打ち解けるため、若者のトレンド(傾向)を掴むことは、上司のメンツを保つ上でも仕事を進める上でも、とても重要なこと。当然、今年の新入社員が何型なのかを理解しておかなくてはならない。

そんなオヤジたちへの援護ソリューションと考えれば、何とも意味のある調査でしょうか。REd4yYu8RZovc9J_13949

引用元リンク

ではなく…

 

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こちら

 

 

※注 ただし、この調査が実際、離職防止あるいは円滑な職場でのコミュニケーションに機能しているのかは完全に不明です。

 

 

来年は「テラスハウス(シェアハウス)型」なんてものが来ることに期待してます。

米国ロサンゼルス在住29歳。米国文化、テクノロジー情報を中心に発信しています。 無類の野菜好きで健康志向。詳細プロフィールは上記リンクより。フォローお願いします。