山崎パンの食品添加物問題(臭素酸カリウム云々)は、全く本質的議論でないと思う件

 
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山崎製パンの「添加物」バッシングの真相を追った! カビにくいのは「無菌製造だから」 臭素酸カリウムは残留ゼロ&現在使用せず
 
上記エントリーを拝読いたしました。
 
 
 
あくまで個人的にですが、この議論になんだかとても違和感を感じてしまいました。臭素酸カリウムがどうのこうのということ、カビが生えにくいパンが危険であること、などなど決して本質的でない議論であると感じます。
 
 
内容を咀嚼すると、以下のとおりだと思います。
 
・山崎パンはカビが生えにくいとされる
・生えにくい理由は臭素酸カリウムという添加物を使用しているからだと、本やネットで指摘される
・臭素酸カリウムは発ガン性ありとされる。用途は焼き上がりの良さを高める添加物だが、保存性を高める食品添加物ではない
・消費者の声を受け、山崎パンは臭素酸カリウムの使用を停止
・山崎パンはなぜカビが生えないかの新著が2015年7月に発売、本やネットの情報を鵜呑みにする消費者も多い
 
 
 
 
 
私は山崎パンは食べません。それはカビが生えにくい云々でなく、保存料以外の大量の食品添加物が含まれているためです。
 
 
そもそも臭素酸カリウムが入っていたかどうかは、量的にはさほど人体へのインパクトはないと考えます。
商品の裏に書いてある原材料を見てください。これらは量が多い順に入っています。
 
保存料や着色料、光沢剤などよく騒がれる食品添加物は、大体ごく少量です。それがどの程度で人体に影響があるかは別の議論ですが、まずは大局を見ることが本質だと思います。その食べ物が一言で言えば何であるかをまず考えるべきです。
 
 
 
山崎パンはご存知のとおり、パンと認知されています。では、一般的なパンの定義(すなわちパンは何でつくられるか)とは何か。
 
 
ここでは万人に読まれるWikipediaの情報を引用してみます。パンに必要な材料は、基本的に以下であるとWikipediaは申しております。
 
・小麦粉などの穀物粉
・酵母(イースト)
 
 
私はこの定義に賛成です。パンとは本質的に小麦粉であり、それらを酵母で膨らませたものであると認識しています。
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Pic by Flickr  -homemade bread-
 
これ以外によく使われている原料は以下です。Wikiには副材料と記載されていますが、通例パン作りにマストではありません。
・砂糖
・牛乳
・バター(油)
 
 
 
私もパン作りをしたことがあります。小さい頃から家で母親と何度も作ってきました。基本的には、パンとは小麦粉を焼き上げたもので、風味をつけるためにバターや砂糖、牛乳を使うものだと認識しています。
確かにバターなどの油類が入っていると、ふっくらと焼き上がり仕上がりも美味しくなります。
これらは事実上のパンをつくるベースであるとも言えますし、一般的なパン作りの材料とも取れるでしょう。
 
 
 
 
しかし、ここで山崎パンの原材料を見てみると、どうにもこれをパンと呼べない気がしてしまうのです。
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まず初めの小麦粉はわかるとして、その次に来るのは、マーガリン、ショートニングなどのトランス脂肪酸を大量に含む油や砂糖です。
 
これらの比率は商品によりまちまちなのでしょうが、山崎パンの商品はほぼすべて、小麦粉、トランス脂肪酸を多く含む油脂類(マーガリン、ショートニング、植物性油脂)、砂糖、の3つで大半が構成されています。(クリームを含む製品は、フラワーペーストなどそれらが先にきますが、その原材料としてたどると同じです。)
 
 
つまり、上記で一般的と定義したパンを食べる感覚でいると、それに該当しないものが2種類、小麦粉と同程度あるいはやや少ない量(つまり商品の大半を占めるので多量ということになる。※パンは1個あたりの量が多い)摂取することになります。私はこちらの方が不安だと思うのです。
 
(また、不確かではありますが、それらの産地や状態に関する不審感を持つような報道もネット上などで多くされているのも、正直ベースで気になるポイントとなります。)
 
 
 
 
というか、いつしか「パンとは何で作られているか」という定義が、「パンとは、小麦粉、マーガリン、砂糖で作られている」と変わってきているように感じるのです。
 
これは人によっては卵と鶏の関係で、その人にとってのパンの始まりがこれらという場合もある気がします。
 
しかしパンは本質的に小麦粉を焼き上げたもので、油脂類(特に市販のパンに使われる安定性の優れたトランス脂肪酸を含むマーガリン、ショートニング)や砂糖をメインなものとして伴う必要性があるものではないと思います。
 
 
マーガリンやショートニングは安く手に入ります。良いものを作ろうとするとお金がかかる。しかし、小麦だけでもお金をかけずに美味しいものができるはず。
 
 
 
 
結論、このエントリーで言いたいことは、パンの定義、パンとは何か、が安定性やら保存性やらを優先した企業の行動(食品添加物の大量使用)で、大きく変化してしまっている方が、臭素酸カリウムやカビが生えにくい云々よりも遥かに問題だということです。
 
そしてパンなんて、毎日の朝食や間食などで多くの人が食べるものであるから、パンとは何かといった本質をぶらさないで欲しいなぁと感じます。
 
 
 
 
 
なお、山崎パンに限らず、市販で売られているパンの大半は、小麦粉、マーガリン(ショートニング)、砂糖、で構成されています。(スーパー等で原材料を確認すれば、分かります)
 
加えて、菓子パンを中心に多くの食品添加物(乳化剤、増粘多糖類、保存料、イーストフードなど)が市販のパンには含まれています。これらは今回述べた観点とは異なり、ごく少量のものもあります。それでも、発ガン性や集中力低下など、一定数以上の人体への影響が確認されているものに違いはありません。
 
 
 
 
 
 
いずれにしても大事なことは、企業にどう変わって欲しいか、ということよりも、自分の知識・考えに基づいて判断できるかということではないでしょうか。
 
 
FYI:21年間コンビニで販売している食品を欠かさずに調べ続けた私が選んだ、最も危険な食品添加物10選