限りなくシンプルに、豊かに暮らす。必要最低限のモノだけで暮らすミニマリストとは何か

シンプルに、そして豊かに暮らす。今、多くの注目を集める「ミニマリスト」という生き方に迫る!

ミニマリストという言葉をご存知でしょうか。
限りなくシンプルに、豊かに暮らす生き方のことをいいます。

 

ミニマリストとは

ミニマリストとは、自分にとって必要最低限のモノだけで暮らす考え方をいいます。
都会の騒音や忙しさ、人々の欲深さに嫌気がさすことはないでしょうか。
そんなとき、原点に帰りシンプルに暮らそうとするのがミニマリスト。
「断捨離」という言葉が一時ブームを巻き起こしましたが、ここでいう必要最低限の「モノ」は、手持ちのものや家具など、物質だけを表すのではありません。
必要最低限の「人付き合い」、必要最低限の「情報」、必要最低限の「お金」で暮らすという生き方をすることをいうのです。
例えるならば、アルプスの少女ハイジを想像してみるとわかりやすいかもしれません。

ハイジはミニマリストの象徴!

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ハイジと聞いて想像するのは、広大なアルプスの大自然、動物たちとのシンプルな暮らしでしょうか。
アルプスで暮らすには、必要最低限のモノだけで事足ります。お金も自分の生活を賄えるだけで充分です。都会の目まぐるしい量の情報も不要です。
それでも、山奥での暮らしが退屈だとか実りの少ないものかというと、そんなことは全くありません。
アドラー心理学で近年大変有名になったオーストリアの心理学者、アルフレッドアドラーはこう述べます。
“お金がいくらあっても、どれだけの有名人で名誉があっても、結局、人生というのは至極シンプルなものです。”
些細なことにとらわれず、人生を大局で眺めてみること。
そうすると、シンプルに考え、シンプルに生きることが見えてきます。

今この瞬間、目の前のことに集中する!

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シンプルに生きるということは、余計なものに邪魔されないことです。
都会のノイズに心乱されることなく、自分に必要なこととシンプルに向き合うこと。
それはSNSやテレビの様に受動的な情報でなく、自分の意思で必要な情報を掴んでいくようなクリエイティブで豊かなもの。
何より電波の先にいる遠くの人でなく、目の前の人といる貴重な時間を感じること。
そして時間軸で考えるならば、過去のことに捉われたり、未来を不安視するのでなく、今生きているこの瞬間に集中することを指します。

人は選択肢があるほど迷う

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人間は選択肢を求めます。しかしながら近年の心理学の研究では、人間の選択肢が多過ぎると、かえって不幸になることがわかっています。
コロンビア大学シーナ教授による有名なジャムの実験では、選べるジャムの種類が1つの場合と2,3つの場合は、2,3つ選べる方が満足度が高い。
しかし、これが10,20種類となると、逆に満足度は下がってしまう。
(この実験によると最適な数値は、5程度とのこと)

モノや情報を集めすぎるのでなく、自分がハンドリングできる量だけ最低限持つほうが、迷うことなく、1つの大切なことに集中することができるのです。

 

 

ミニマリストの本質は求めすぎないこと

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アルプスの少女ハイジに話を戻しましょう。
ハイジは、必要以上のモノを持ちません。情報やもしかしたら人付き合いにおいても、多くのものを求めていないかもしれません。
それは損をしているという見方もできるでしょう。
ミニマリストであるがゆえ、必要な情報や機会を逃しているのでは?と。
しかし決してそうではありません。
それは、目の前の大切なことに集中しているということです。
そして、自分が必要としないものを正しく理解し、求めすぎていないということ。
求めすぎないをさらにブレイクダウンすると、何かにとらわれず比較しない自分を生きていると換言できます。
誰かと比較しないから、求めすぎず、とらわれすぎない。自分が生きたい自分をシンプルに生きればいい。これこそがミニマリストの本質なのかもしれません。
最後に有名な孔子の言葉をご紹介し、記事を締めくくりましょう。
“Life is really simple, but we insist on making it complicated.”
「人生とはとてもシンプルなものだ。しかし、人々はそれを複雑にしようとする」
–孔子

米国ロサンゼルス在住29歳。米国文化、テクノロジー情報を中心に発信しています。
無類の野菜好きで健康志向。詳細プロフィールは上記リンクより。フォローお願いします。