数年働いて漠然と感じることと、ベンチャー起業と大企業は互いに良い点だけを活かしあうべき、というささやかな提案

数年間社会人をやって感じること、組織体の大きさに関わらず、他社の良い点を活かすべき、という旨の文章です。

 

 

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私は会社員ですが、なぜか周囲から起業とか興味ありそうだよね、と言われることが多いです。むしろ、直属の仲良い上司にも以前ずっと言われていました。どんだけ!

お前ら俺の何を知ってるんだ…と思う事も間々ありますがw、その事についてまず書きたいと思います。

 

多分、一つに起業する方の考えとかスピード感や挑戦ということが好きだというのがあると思います。

実際、学生時代はベンチャー(前述)などでインターンをしたりしていて、そういった起業家の方の影響を受けていたというのもあります。当時の私はまさに形から入り、起業したい!と考えていました。学生起業家である友人も何人かいて、代表取締役、という肩書き、自分自身で意思決定できること、自分がビジョンに掲げることを専念してできること、これらがとても魅力的だと考えていたんです。

そんな思いもあったのですが、なんか大きな仕事を大人数でしてみたいな、と考え、新卒時は大きい組織を選択しました。

 

入社してからはとにかく働きまくりました。まだまだ足りないくらいではありますが、特に新入社員時は休む間もないくらい働き、終電で帰ってそのあと勉強するという生活が続いていました。土日は疲れ切って1日中寝ていた記憶しかないという、超絶非リア充野郎でした。。

 

 

しかしながら数年働いてきて思うのは、本当に働くということは日々学ぶことが多いな、ということです。そして自分が当時考えていた、起業ということに対するイメージも変わりました。

ビジネスモデルがどうこうとか、価値がどうこととか、そもそも働く意義とか、そんなことを云々考えていた学生時代の自分は本当に甘っちょろいやつだったな、という印象も持っています。(結局、仕事も他のこともなんでもそうだと思うのですが、人間、理論ではなく体験からでないと学べないことも多い気がします。)

 

仕事は激務であった時期も多く、つまらない、別のことをやろうかとも考えました。今やっていることは自分に合ってるかと考え、夜眠れなかったこともあります。実際、別の生き方を模索して、起業に関心ある仲間を作ったり、自分でいくつかweb開発したり、起業家の方に話を聞いてみたりしてみました。投資家の方に相談頂き、魅力的な起業家の方から大変有り難いながら一緒にやろうと言って頂いたこともありました。

ちょうど周りは会社を辞めて自分で事業をやろうという友人が多く、近しい人だけで連鎖的に10人くらい会社を辞めていました。

 

そんな状況で友人をがんばれ!と思ってみていながらも、起業するという選択肢は自分はなかったのです。少なくとも今現在も、会社を辞めようとか起業しようとかは考えていません。

それは一重に目の前の仕事に夢中になれているということもあります。お世話になった先輩方に還元したいという思いもあります。もっともっと大きなことにチャレンジしたいというのもあります。もちろん実力が足りないとも日々感じています。

 

しかし一番は、自分の価値を発揮し納得できる結果を、第三者に対して出したいという思いがどう作用するかではないか、と考えるようになったということがあります。

わかりづらいですが、つまりは意義があると思うことをやりたいということです。

 

結局、(関心ある領域はあれど)どのような分野でも、どのような組織に属していたとしても、自分の想いを果たせる仕事が一番かなぁと。ビジョンであり、目的が明確化していて自分がその時にやりたい事をやりたい組織でできるのが一番だと考えています。

 

自分が描いていた起業には、恥ずかしながら時間が欲しいとか、自由が欲しい、稼ぎたい、目立ちたい、そういうことが大きかった。ノマドとかも漠然と憧れていました。しかし、それは本質的でなかった。働き始めて、次第にそういったことのプライオリティが低くなってきたことに気付きました。

つまり、それら私の持っていた本質的でないことは、形から入るということでした。

 

結局、目的意識やビジョンの弱い起業、価値のないことをやっても意味がないとは思います(それは現在の仕事も同じ)。実際、起業した友人の中で成功している人の話を聞くと、かなり目的が明確でしかも内容もクールだったりします。

(しかし、何事も行動してみる、やってみるということ自体に非常に価値があるとも考えます。ブログもwebもシェアハウスもそんな経緯で始めました。批判だけして行動しないのは何も生まれないことだと思います。やってみることで学ぶことは本当に多いです。)

もちろん考えにも永遠はなく、何事も諸行無常だとは思いますが、今はそう考えています。

 

 

余談ですが、危険な発想ながら働くことが全般的に好きです笑

実際、短期的に働きたくない、ということはたまにありますが、連休などで数日間仕事をしないと何だか仕事したいな、って気になったりします。それは社会人生活のどこかで、働く楽しさを知ることができたからだと考えています。

思うに、仕事の悩みは考える暇かあるからこそ生じるものも幾分かあるかと思います。(特に若いうちはそうかもしれません)その場合、仕事で悩んだ時は、自分で新たな仕事を見つけて悩む時間もないくらい忙殺すると案外なくなったりしますね(笑)。

本当に忙しいと、目の前のことに悩むより、どうすればそれを解決できるかを必然的に考える思考に切り替わることが多いかと思います。

(どうしようもなく解決しない壁に当たった場合、これは感情的もの以外も含めた事象なので、悩みという言葉は適切でないという前提です。)

自分が力を入れて取り組んだことで誰かがプラスになったり、幸せになったり、感謝されなくても成果をあげれた時、成長できたな、と感じる時は僅かでもすごく嬉しいです。

人は何のために生きているか、はそれぞれだと思いますが、やはり「人のため(とりわけ誰かのため)」というのは間違いないのではないでしょうか。家族でも社会でも、もちろん時には自分のためであっても、人のためであると思います。

 

 

そして、ここからが言いたいことなのですが(前置き長すぎ笑)、ベンチャーと大企業はある意味で真逆のところにいます。両者の友人が多くいるおかげで、互いに相手側はこういうところがある(例えば、大企業は意思決定が遅すぎる、など)という声をよく聞くことがあります。

そこでよく思うのが、悪いところばかり見ずに、良い点だけ見て互いに活かせばかなりいいのにな、ということ!

 

例えば、ベンチャー企業の方が合理的な点は多いし、スピード感は早い、チャレンジング、といったイメージがあります。だからこういう考え方とかは大企業の人は素直に学ぶべきかなぁと。

一方、大企業は揶揄されることが多いけれど、仕事できる優秀な人は本当に多いですし、国レベル、業界レベルで大きなことができます。環境も標準化されたベストプラクティスが整っているので、それらを展開すれば新しい事業や組織の立ち上げも、やりようによっては早いと思います。

双方にメリット、デメリットがあると思うので、どっちが良いかという議論をするつもりはないです。もっと互いを見て認め合う姿勢が、現場レベルでも経営レベルでも必要な気がします。(もっというと、それぞれつるむ友人もにかりよってる気がするので、そういったプライベートを含めて、かなと思います。)

 

 

まとまりがなくなってしまいましたが、要は組織体の大きさや文化の違いなどをネガティブに捉えず、互いの良いところを活かしあう形で考えていけばいいのにと思います。

 

 

ここで最近読んだ本なのですが、僕たちは「会社」でどこまでできるのか? ~起業家のように企業で働く 実践編~という本を書かれた筆者は、まさに両組織の良さを活かされている素晴らしい方だと思います。

 

この本では大手証券会社に勤める筆者が、モーニングピッチという起業家と投資家をマッチングさせるイベントの設立を通じて、自社、社会に対して大きな新しい価値を生み出す過程が書かれています。

「人生はどのようなものであれ、すべて自分で意思決定している」「人は出会うべき時に出会うべき人と出会う」という印象的な言葉もあり、学ぶことが多い一冊。

 

いまの考えと近しいものがあったため、勝手ながら掲載させて頂きました。

以上、お読み頂き、ありがとうございました!

東京都出身、29歳会社員。2011年から株式会社NTTデータで勤務し、2016年春から一年半アメリカ・ロサンゼルスに駐在。2018年春より株式会社メルカリに参画。趣味はネットサーフィンです。