こんにちは。昨日ツイートいたしましたが、今後ブロックチェーン関連の情報発信を増やしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
今後、アメリカの情報発信に加え、ブロックチェーンの発信をします。
世界で最も市場が大きいアメリカ・ニューヨークにおけるブロックチェーン領域を極めていきます。ニューヨーク&LAテック・スタートアップレポート(ブロックチェーン, WholeFoods, Everlane Retail)https://t.co/lz1gCwDPWp
— Satoshi Onodera / US🇺🇸 Block Chain (@satoshi_gfa18) September 24, 2018
さて、本日は導入編として、AmazonやGoogleなど、アメリカの大手インターネット4大企業(通称、Big4)がブロックチェーンに関して、直近どのような取り組みを行っているのか、纏めてみました。
順番に見ていきます。
Amazon
アマゾンとマイクロソフトのブロックチェーン戦略 https://t.co/4kNVQzZN1k via @JpCointelegraph
— Satoshi Onodera / US🇺🇸 Block Chain (@satoshi_gfa18) September 24, 2018
先日、Appleに続き、時価総額1兆ドルに到達したAmazon。Big4の中ではいち早くブロックチェーンに取り組んでおり、IBMやマイクロソフトなどと共に大手として業界をリードしています。
Amazonは “The Everything Store -何でも手に入る-” というマーケットプレイスを目指しており、Whole Foods買収などあらゆる業態・媒体の取り込みが早い企業です。
ブロックチェーンにおいても、金融と同じように、競合相手が市場に参入する前に解明し、使えるようにしようとする動きがあります。
アマゾンはすでに、「サービスとしてのブロックチェーン」の提供において、IBMやオラクルとの闘いに入っている。
ブロックチェーンによる分散型アプリケーションを、ユーザー自身が作成管理することを可能にする、イーサリアムやハイパーレッジャー・ファブリック向けのフレームワークを開発している。
Amazonは、基本的には自社のクラウドサービスであるAWSと絡め、AP作成の基盤となるフレームワークを迅速・快適に提供することを現状進めています。
インターネット企業の中でも、あらゆる技術的サービスを展開するGoogle。
ブロックチェーンにおいては、2012年頃より投資していたものの、法定通貨と関連したCryptocurrencyをサポートするなど、消極的な動きが多かったようですが、今年7月頃から大型の発表が出てきます。
@Google Enters #Blockchain: Does It Threaten @Amazon, @IBM, @Microsoft? https://t.co/yqyEDMYGP8 https://t.co/IoM20HFRrp
— Susan Smoter (@ssmoter) September 24, 2018
参考:Google Enters Blockchain: Does It Threaten Amazon, IBM, Microsoft?
>年末にオープンソースの「Hyperledger Fabric」やイーサリアムの組み入れも検討
Googleがブロックチェーン企業2社と提携:Cloud上でブロックチェーンフレームワークを提供へ https://t.co/d4GYIPlmCA via @coin_post— Satoshi Onodera / US🇺🇸 Block Chain (@satoshi_gfa18) September 24, 2018
この報道にあるように、GoogleがDigital Asset社とBlock Apps社2社のブロックチェーン企業と提携を結んだことで、ユーザーがGoogle Cloud上でフレームワークを容易に使うことができるようになりました。
さらに、年末にはGoogle Cloudへのイーサリアム組入れも検討しているようです。
8月末には、同社のビッグデータ解析プラットフォーム「Google BigQuery」において、イーサリアムのブロックチェーンデータが解析が可能となったことを公開しています。
Ethereum in BigQuery: a Public Dataset for smart contract analytics
ブロックチェーンによって恩恵があると分かるサービスが身近なところでどれほど出てくるかが、とても大きい気がする。まだみんなブロックチェーンを意識しなくても生活できるからなぁ。
グーグルがブロックチェーン領域に本格参入、大手巨大企業と衝突確実か https://t.co/0JDEr11oNT via @coin_post
— Satoshi Onodera / US🇺🇸 Block Chain (@satoshi_gfa18) September 24, 2018
Googleは、積極的な買収などを通じて、開発環境の拡充や技術的サービス提供に本腰を入れていく模様です。
Facebookは、元AppleでFacebookでは長年メッセンジャーのチーフを行っていた技術部長を、ブロックチェーン研究グループのトップに置く、と7月上旬に発表がありました。
Facebookのブロックチェーン重視いよいよ鮮明、上級エンジニアをグループのトップに
One of Facebook’s most senior engineers just became Director of Engineering, Blockchain https://t.co/1F5HI8PkEN by @sohear pic.twitter.com/fS4ADflTZB
— TechCrunch (@TechCrunch) July 5, 2018
同氏は以前にコインベースで役員を務めていたこともあり、話題を集めています。
調べれば調べるほどブロックチェーンの可能性を再確認する。ザッカーバーグもさすが >Facebookのブロックチェーン重視いよいよ鮮明、上級エンジニアをグループのトップに https://t.co/JTxd0heyts
— 国光宏尚 (@hkunimitsu) July 7, 2018
また、ブロックチェーン事業におけるBizDevのヘッドや、エンジニアマネージャーなどの求人も開始しており、今後本腰を入れていくものと期待されています。
Facebookは、まず体制を固めるステージのようです。今後の続報が気になります。
Apple
最後はAppleです。同社はBig4の中で唯一、ブロックチェーンにおいてまだ目立った発表がされていません。
Apple Patent Filing Hints at Blockchain Timestamp Use https://t.co/vVydAsessT pic.twitter.com/BMB0UP2flC
— CoinDesk (@coindesk) December 7, 2017
昨年12月に、ブロックチェーンに関する特許申請を行ったことが話題になりましたが、まだまだ大きな発表はありません。
参考:AppleやAmazon「ブロックチェーンに興味なし」 本腰入れているのはMSだけ?
しかし、自社で強固なハードウェア(PC/スマホ/タブレット)を持ち、音楽や映像などのコンテンツも提供している同社のビジネスモデルを鑑みるに、ユーザーやクリエーターのコンテンツ管理など、ブロックチェーン技術が使える幅は多いものと思われます。
So Facebook, Google, Oracle, Microsoft, IBM and Amazon are all evaluating or offering blockchain related products. I don’t think blockchain tech is going to solve world hunger or cure cancer, but if you don’t think it’s here to stay?
— Crypto Bobby (@crypto_bobby) May 8, 2018
上記のようにブロックチェーン活用に否定的な声も一部であり、「まだ黎明期である」、と捉えることもできるかもしれません。しかし、テクノロジーの未来として、大手インターネット企業にとっては取り組まざるを得ないテーマになっているとも言えるでしょう。
個人的には、業界の人材や資金もさることながら、ブロックチェーンによって、恩恵があると分かるサービスが身近なところでどれほど出てくるかが、大きいのでは、と考えております。
皆がブロックチェーンを意識しなくても生活できる中、ブロックチェーンがあったからこそのサービスが出てくること、が鍵かもしれません。
お読みいただき、ありがとうございました。