母子家庭、シングルマザーというと、世間一般ではもしかしたら「子供を育てる環境として良くないのでは」と、ネガティブな印象で考える方も少なくないかもしれません。
たしかに幼少期の家庭環境というのは、大きく本人の性格や考え方に影響を与えると思います。
しかし、母子家庭で生まれ育つことで培われるものが必ずあります。
私自身、実体験を受けて「良かった!」と思えることがたくさんあります。
すべてが母子家庭に育ったから、というわけではないかもしれませんが、多くの人を見てきて、また自分自身感じた10選をまとめました。
1. 兄弟仲が良くなる
多くの場合、母さんは家事に仕事に忙しい状態にあるでしょう。そんなとき兄弟姉妹がいたら、共に過ごす時間が人一倍長くなるでしょう。
お互いの状況をより深く理解した、仲の良い兄弟姉妹となるはずです。
2. 人に優しくできる
母子家庭で育つと多少なりとも苦労する面もあると思います。そんな経験は、裏を返せば人の痛みがわかることに繋がります。
人の痛みを分かち合えることは、人に優しくできるということ。他の人のことを自分のことのように考えられる。きっとそんな風になれるはず。
3. モノを大事にする
母子家庭は統計上、世帯あたりの所得は平均より少なく、生活保護を受けている人の割合も多いことがわかっています。
そのような環境で育つと、無意識のうちにモノを長く、大切に使うようになる。人を大切にできるのと同様、モノも大切にできるようになることでしょう。
4. お金を大事にする
モノと同じ理由でお金についても甘い考えは持たないこと。お金を大事にすると、本当に必要なものだけが見えてきます。
お金は生活に必要な最低ラインがあればいい。モノをもらうよりも友人や家族、大切な人と仲良く楽しく生きることが大切であることがわかってきます。
5. 家族を大事にする
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シングルマザーとなった人は、きっと人一倍の愛情で子供を愛してくれるでしょう。
そんな愛情を受けて育った人は、自分の大切な人、ひいては家族を大事にします。人は、人にされたことを誰かに返せるのだと思います。
6. 子供の教育を大事に考える
人によっては、結果的に自分の何かを諦めてしまっている人もいるかもしれません。
そんな時、きっと自分の子供には好きなことをさせてあげたい、と思うことがあるでしょう。
子供の教育を大事に考える人になれるはずです。
7. 人の幸せを願えるようになる
シングルマザーの家庭の多くの人は、母親の頑張る姿を日々目にすることでしょう。
それは、自分の幸せ以上に、母親や家族の幸せを考えることができる、きれいな心を持つことができることに繋がるはず。相手の幸せを考えられること自体も、とても幸せなことかもしれませんね。
8. 野心、目標を持つ
母子家庭で育つと、現状なんとかしてやろう、困難を乗り越えてやろうというハングリー精神が人一倍培われるはず。
特に男性は親孝行したいという思いが強く芽生えるのではないでしょうか。それは未来への強い原動力となりうるものです。
9. 家族に多くの時間を使う
きっと母子家庭で育った人の多くが、自分は子供にそうはさせたくないと思うことでしょう。
その思いは、パートナーや子供、家族全体と過ごす時間を多くし、素敵な家庭を作ることに繋がっていきます。結果として、素敵な家庭を作ることが多いそう。
その思いは、パートナーや子供、家族全体と過ごす時間を多くし、素敵な家庭を作ることに繋がっていきます。結果として、素敵な家庭を作ることが多いそう。
10. 小さな物事にも感謝をする
小さな物事にも感謝し、「ありがとう」と伝えられるようになる。もちろん母子家庭に育つから、というわけではないでしょうが、人に多く感謝できる人になれるはず。
それはどんな環境で育つにしても大切なことかもしれません。
最後に、シングルマザー&母子家庭の方へ
多少のハンデはあっても人は乗り越えられるようにできていると思います。
目の前のことにひたむきに進んでいけば、きっと道は開けていくのではないでしょうか。
1日1日を大切に前向きに。そしてもちろん親孝行もお忘れなく。
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