異文化について、私たちは少なからず「固定概念」を持っていることがあります。
例えば、働き方や性格など “アメリカ” に関するよくある誤解を見てみます。
アメリカに関するよくある誤解を解く
・労働時間短い → めっちゃ働く
・みんな早く帰る → リモートワークが充実
・休みが多い → 祝日年間10日
・バカンス楽しみ → それは欧州
・みんなオープン → わりとそんなことはない
・味覚音痴 → それは人による
・男性みんなマッチョ → わりと正しい— Satoshi Onodera (@satoshi_gfa18) August 20, 2018
このツイートに対し、アメリカ在住の方から多数のリプライをいただきました。
めちゃくちゃ同意します! https://t.co/Z3o5TR6hPQ
— ケーガン加津代 / Kazuyo Kegan (@kazuyo_y_k) August 21, 2018
頷きレベルが高い https://t.co/mnQZoiGRHp
— 西谷麗 Ulara @ Wekids/ Rush Gaming (@ularatter) August 21, 2018
アメリカでインターンで働いた時特にポジション高い人がめちゃくちゃ働いているイメージがあった。夕方5時に帰るけど家族とご飯食べて21時からしっかりコールとか。 https://t.co/HslhsiG1zH
— 表孝憲/TakanoriOmote (@takanori52) August 21, 2018
これら反響を見るに、私たちにとって比較的近しいアメリカを考えてみても、海外の事情に関しては、案外日本にいると気づきにくいのかもしれません。。
このツイートをきっかけに、世界各国在住の方からも “よくある誤解” に関する投稿をいただきました。順番に見ていきます。
シンガポール
まずは、シンガポール在住のブロガー、よしかつさん。
シンガポールに関するよくある誤解を解く
・コンクリートジャングル → 緑が意外にある
・ゴミ一つ落ちてない → 一つは落ちている
・定時きっかりに帰る → 意外に残業する
・多民族共生 → 正しいが、政策的な努力の結果
・男性は細い → 兵役を終えた人はマッチョが多い— よしかつ@シンガポール (@4shikatsu) August 21, 2018
クリーンで綺麗なイメージがあるシンガポール。でも完全にゴミがないわけではないですよね(笑)。がたいが良い人も意外と多いようです。
ベトナム
続いてはベトナムからYamauchiさん。
ベトナムに関するよくある誤解を解く
・勤勉な人が多い→多いがすぐ辞める人も多い
・私服がアオザイ→そんなに着ていない
・休みが多い → 週休1.5日
・フォーばかりしかない→洋食・和食・中華と充実している
・みんな優しい→まじで人による
・バイクが多い→正しい https://t.co/EBuWUj7t9u— Takao Yamauchi@ダナン (@hina4112) August 21, 2018
面白いですね(笑)。確かにフォーばかりのイメージありました。バイクはやっぱり多いんですね。
インド
続いて、インドブロガーのカヨリーナさんから。
インドに関するよくある誤解を解く
・カレーばかり食べてる → 都市部は食の多様化。デリバリー充実
・よく働いている→ 15時のチャイタイムはマスト。
・休みが多い → 祝日年間3日 各州による
・夜の娯楽 → それはタイ
・親日家→それは東南アジア
・交渉強い → 間違いない#インドメモ— Kayoreena 🇮🇳 Kayo Osumi (@kayoreena1021) August 20, 2018
これも面白いですね(笑)。無意識に「親日な国」というイメージをインドにも当てはめがちかもしれません。
さらに他のインド在住の方がご意見くださり、それを纏めてくださったのが以下その2
インドに関するよくある誤解を解く その2
・ロジック強いうえに、ダメ元をつっこむメンタルも強い
・ナマステという→爺婆は言うが、若者は言わない
・手で飯食ってる→あれば普通にスプーンで飯食べてる
・namasteとnamaskarを使い分ける
・相手がムスリムの場合assalam alaikumと挨拶#インドメモ— Kayoreena 🇮🇳 Kayo Osumi (@kayoreena1021) August 21, 2018
ナマステって若者言わないんですね(確かに、私のわずかなインド経験からも、若い方からは言われたことない気が・・)!
イギリス
さらにヨーロッパからも!Keiさんからです。
じゃあ、イギリスに関するよくある誤解も解きますか
・労働時間短い→実労働はもっと短い(スマホさわさわ)
・早く帰る→パブが充実
・休みが多い→大学の夏休み3ヶ月
・BBQ三昧→それはアメリカ
・紳士→外面いい
・味覚音痴→絶対的真理
・男性マッチョ→筋肉=オス ガリ=無あれ、全然誤解ないな https://t.co/EVbxw5BZk8
— Kei KAGURA (@KeiKAGURA1) August 21, 2018
これまた面白い(笑)。一概に言えないと思いますが、さすがヨーロッパ。労働時間は短めで、休みも長めなようですね。「味覚音痴」は正しいようです(笑)。
南米
そして南米から(どこ?)も!
ラテンアメリカバージョンをやってみる笑
・陽気そう→国によるが割とシャイが多い
・踊りが好き→揺れる程度の踊り
・飽きっぽい→辛抱強く文句言わない
・適当→意外とコツコツ
・おじさんが口ヒゲ→割と正しい https://t.co/e3sdASF7oA— かなこ@子育てで世界を明るくするよ (@MinmachiBuho) August 21, 2018
これ、結構意外の連続ですね。「よく踊ってそうで、飽きっぽい、陽気で適当なヒゲおじさん」というイメージを勝手に持っていました・・・(私だけでしょうか)。
番外編
ここからは番外編です。
帰国子女
帰国子女に関する誤解を解く。
・みんな、アメリカ帰り → 世界中に日本人はいる
・みんな英語が話せる → 英語を話さない国にいた人もいれば、日本人学校に通っていた人もいる
・お金持ち → 海外にいる日本人がみんな外交官ではない
・海外が好き → 人による
・カルチャーショック → 受けがち https://t.co/Imt2BZGZXq
— YAMATO@やりまくリーマン【遊ぶ≒働らく会社員】 (@yamatokomura) August 21, 2018
もはや国じゃないですね(笑)。確かに帰国子女って「アメリカ」的なイメージ(=英語を話す)持ってたりしますね・・・
日本
最後は日本のちむ兄さんからの以下ツイート。
日本に関するよくある誤解を解く
・よく働く→ 効率悪いだけ
・休みが少ない → 祝日年間16日以上
・会社の意思決定遅い → わりと正しい
・英語喋れない → わりと正しい
・会社の飲み会多い → わりと正しい
・会社の会議多い → わりと正しいあんま誤解じゃなかったわ。 https://t.co/ZEanPPGxka
— ちむ兄さん@海外赴任したい。 (@chimu23) August 21, 2018
「わりと正しい」の連続・・(笑)!日本のことは一番私たち自身がわかっているようです。
さて今回は働き方を中心に、各国からいただいたよくある誤解を見ていきました。
最後に、休暇に関する統計を見てみます。以下は国別の有給休暇取得率。
(エクスペディアより引用)
よく耳にするように、日本は世界ワーストレベルのようです。しかし以下の「祝日数」に関する統計を見てください。
(マーサージャパン、ニャートより引用)
実は、祝日数に関して日本は世界でトップクラスに多い。一昨年に「山の日」ができるなど、6月以外は毎月祝日がある国なんてそうそうないのです…。
これらは私たち日本人にとっては “よくある誤解” なのかもしれないですね。
(ちなみにアメリカには、夏のお盆休みも、年末年始も、GWも存在せず、年最大の休暇である感謝祭とクリスマスですら、法的には1日の休みだけなのです・・)
現地のことは、現地にいる人に聞くに限る、そして固定概念を持たないためにも、実際にその地に行って人の話を聞いたり、生活することは大事だなと思いました。
お読みいただき、ありがとうございました。