ナカモトハウス、仮想通貨ATM、ハードウォレット…最近リリースされたブロックチェーンのオフラインニュース

今週のオフライン関連のブロックチェーントピックを纏めました。

 

 

Pic by Andy Urban

仮想通貨、ブロックチェーンとは、目に見えないもの…というイメージがあるかもしれませんが、オフライン(現実世界)でも日々動きが起こっています。

本日は最近発表のあった、ブロックチェーンのオフラインに関する動きをご紹介します。

 

ナカモトハウス

まずはユニークなニュースから。ビットコインの生みの親は、ナカモト・サトシが有名ですが、そのナカモトを名に取ったリアル店舗が存在します。

ここでは、ビットコインの売買もでき、専門家とface to faceで相談もできるようです。

ビットコインとは?仮想通貨とは?という方にとっての駆け込み寺、とも呼ぶべき場所ですが、歴史を学べたり、エンタメ要素も多くあります。

これは新たな観光名所になるかもしれないですね。オランダのアムステルダムと、オーストリアのウィーンにそれぞれあります。

また、Instagramで、”the house of nakamoto” と検索すると、結構写真が出てきて面白いので、ぜひ。

 

インド初の仮想通貨ATM

続いてはこちら。まず、「仮想通貨から基軸通貨を引き出すATM」は、以前から存在していました。

以下の記事によると、2018年7月現在、世界のビットコインATMの数は3,464台、7割はアメリカにあるそう。日本にも存在します。

ビットコインATMは日本のどこにある?設置場所から使い方まで調査してみた

 

そんな仮想通貨ATMが、仮想通貨の規制がとりわけ厳しいインドにもできたのです。

これは結構すごいことです。

というのも、インドは概して、優秀なソフトウェアエンジニアが多いにもかかわらず、仮想通貨に対する国の規制が厳しいため、同領域の人材が国外に多くが流出しているほど、仮想通貨に消極的な国といえるためです。これは、一歩前進か?!

 

しかし、リリース後、数日が経ったところ・・・

なんと数日のうちにBANされてしまったようです笑。

この仮想通貨ATM、2023年には127億円規模になる、とまで言われていますので、今後はいっそう意外な国にできていくかもしれません・・。

 

ハードウォレット

最後はハードウェア・ウォレットのニュース。

仮想通貨は、取引所やアプリ(ソフトウェア・ウォレット)で管理する方が多いと思いますが、ハッキングなどを回避する目的で、目に見える「ハード」で管理するのもわりと主流です。

 

週末の報道で、Blockchain社Ledger社が提携して、ハードウォレットを出す報道がありました。

Blockchain社は、ソフトウェアウォレットを提供しています。ウォレット数は3,000万とも言われています。

Ledger社は、フランスの企業で、世界130ヶ国以上で販売しており、非常に多くのユーザに使われているハードウォレットです。

日本においても正規代理店があり、少々高めですが、オンラインで手に入れることができます。

今回リリースされたハードウォレットでは、PCなどと接続しなくとも、スマホアプリ(Blockchainのソフトウォレット)やウェブブラウザで残高を確認できます。

極端な話、端末をどこか遠くに隠しおくこともできるため、また、価格が99ドルという安価な設定であることも魅力的です。

今後、ソフトウォレット及びハードウォレット共に競争が激化していくかもしれませんが、一つ新しい発表でした。

 

本日は以上、3選。引き続き動向を見ていきたいと思います。

東京都出身。2011年から株式会社NTTデータで勤務し、在職中にIT責任者として一年半アメリカ・ロサンゼルスに駐在。インド案件を経て帰国後、株式会社メルカリに転職。2018年末独立、2019年起業し、三度目の渡米でニューヨークへ。インターネットが好きです。