仮想通貨、ブロックチェーンとは、目に見えないもの…というイメージがあるかもしれませんが、オフライン(現実世界)でも日々動きが起こっています。
本日は最近発表のあった、ブロックチェーンのオフラインに関する動きをご紹介します。
ナカモトハウス
まずはユニークなニュースから。ビットコインの生みの親は、ナカモト・サトシが有名ですが、そのナカモトを名に取ったリアル店舗が存在します。
Nakamoto House(ナカモトハウス)なるものが今週、オランダのアムステルダムにオープン。オーストリアのプロジェクトで、ウィーンにも昨年店舗ができている。販売されてるBitcoin Starter Kitには、Bitcoinの解説冊子、Ledgerのハードウォレット、15ユーロ相当のBitcoinのギフトカードが。ATMもある。 pic.twitter.com/39iFy6mBJl
— Satoshi Onodera / US🇺🇸 Blockchain (@satoshi_gfa18) October 27, 2018
ここでは、ビットコインの売買もでき、専門家とface to faceで相談もできるようです。
すごい!行ってみたい https://t.co/SSnLLOUSQY
— Fussa (@fussa_2323) October 27, 2018
ビットコインとは?仮想通貨とは?という方にとっての駆け込み寺、とも呼ぶべき場所ですが、歴史を学べたり、エンタメ要素も多くあります。
これは新たな観光名所になるかもしれないですね。オランダのアムステルダムと、オーストリアのウィーンにそれぞれあります。
また、Instagramで、”the house of nakamoto” と検索すると、結構写真が出てきて面白いので、ぜひ。
インド初の仮想通貨ATM
続いてはこちら。まず、「仮想通貨から基軸通貨を引き出すATM」は、以前から存在していました。
以下の記事によると、2018年7月現在、世界のビットコインATMの数は3,464台、7割はアメリカにあるそう。日本にも存在します。
ビットコインATMは日本のどこにある?設置場所から使い方まで調査してみた
そんな仮想通貨ATMが、仮想通貨の規制がとりわけ厳しいインドにもできたのです。
先週、バンガロールにインド初の仮想通貨ATMも誕生したらしい。取引できる通貨は、インドルピーに限定っぽい。ルピーからビットコインに換えて、ドルとか基軸通貨でおろせたら、めっちゃ便利だろうけどなぁ。
India’s First Bitcoin ATM Kiosk Is Opened In Bangalore https://t.co/BWWG2XK28K— Satoshi Onodera / US🇺🇸 Blockchain (@satoshi_gfa18) October 29, 2018
これは結構すごいことです。
というのも、インドは概して、優秀なソフトウェアエンジニアが多いにもかかわらず、仮想通貨に対する国の規制が厳しいため、同領域の人材が国外に多くが流出しているほど、仮想通貨に消極的な国といえるためです。これは、一歩前進か?!
しかし、リリース後、数日が経ったところ・・・
新しい動きとして注目していましたが、仮想通貨ATMを設置したインド人が逮捕されていました。インドの仮想通貨取引に関する取締は厳しいですね。https://t.co/zHN5trzQ7t
— 鈴木慎太郎@インド🇮🇳会計士 (@suzuki_gc) October 29, 2018
ほんとですね、共同創業者2人とも逮捕されてますねw インド中央銀行の基準違反…インドCrypto難しい!
— Satoshi Onodera / US🇺🇸 Blockchain (@satoshi_gfa18) October 29, 2018
なんと数日のうちにBANされてしまったようです笑。
この仮想通貨ATM、2023年には127億円規模になる、とまで言われていますので、今後はいっそう意外な国にできていくかもしれません・・。
ハードウォレット
最後はハードウェア・ウォレットのニュース。
仮想通貨は、取引所やアプリ(ソフトウェア・ウォレット)で管理する方が多いと思いますが、ハッキングなどを回避する目的で、目に見える「ハード」で管理するのもわりと主流です。
週末の報道で、Blockchain社とLedger社が提携して、ハードウォレットを出す報道がありました。
LedgerとBlockchainが協業してハードウォレットをリリース。11月に99ドルで発売。アプリから残高確認できる
>Just like Ledger’s own app, you’ll be able to check your balance without connecting your hardware wallet to a computer.
Blockchain partners with Ledger https://t.co/feB9GMzFPN— Satoshi Onodera / US🇺🇸 Blockchain (@satoshi_gfa18) October 27, 2018
Blockchain社は、ソフトウェアウォレットを提供しています。ウォレット数は3,000万とも言われています。
Ledger社は、フランスの企業で、世界130ヶ国以上で販売しており、非常に多くのユーザに使われているハードウォレットです。
日本においても正規代理店があり、少々高めですが、オンラインで手に入れることができます。
今回リリースされたハードウォレットでは、PCなどと接続しなくとも、スマホアプリ(Blockchainのソフトウォレット)やウェブブラウザで残高を確認できます。
極端な話、端末をどこか遠くに隠しおくこともできるため、また、価格が99ドルという安価な設定であることも魅力的です。
今後、ソフトウォレット及びハードウォレット共に競争が激化していくかもしれませんが、一つ新しい発表でした。
本日は以上、3選。引き続き動向を見ていきたいと思います。