南米5都市(マチュピチュ・ウユニ)を1週間で周る格安旅行の計画・全旅程まとめ

人気の観光地、南米マチュピチュ遺跡とウユニ塩湖に個人旅行で行くためのプランを纏めました。

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日本から非常に遠い南米は、なかなか簡単には行けない人と考えている方も多いはず。
それでも事前の計画をしっかりと練ることで、意外と手軽に安価に行けたりします。(目安は後述)

主に「時間が取れないが、できる限り安く南米旅行を満喫したい」と考えている方を対象に書いています。

年末休暇を利用して旅行した記録をもとに本エントリーを纏めています。
私の場合は南米以外の都市も回りましたが、実質南米にいた期間は5日間で、日本からの移動が前後1日ずつかかるとし、7日間(1週間)で回り切れると想定しています。

とはいえかなり弾丸なので、休みの期間はなるべく長い方が絶対に良いです。。
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▲ウユニでは色々なトリック写真が撮れます。

内容としては、マチュピチュ、ウユニ塩湖の2地点を中心に、周辺で行くことができる2国(ペルー、ボリビア)5都市を回ります。
南米の情報数多くあれど、体系的に纏まっている記事がなかったので書きました。
基本的にこの1本ですべての情報が完結するように書いてます。ご参考になれば幸いです。

前提知識

▪️目的地

目的地は、ペルー(マチュピチュ、クスコ、リマ)とボリビア(ウユニ、ラパス)の5都市です。

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マチュピチュ(Machu Picchu)は、世界的に有名なインカ帝国の遺跡で、圧巻の神秘的な山々を堪能できる場所。1911年にアメリカの探検家によって「山の上に遺跡がある」と発見されたそう。
3,000mほどの高所にある遺跡は、世界中探してもここにしかないと思われます。

ウユニ塩湖は、昨今人気を集めている名所で、あの有名な「鏡張り」が観れる場所です。FacebookやInstagramの投稿などで、トリックアートを使った以下の様な写真を見た方も多いはず。

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また、夜には圧巻の星空が観れます。(まさにJ Soul Brothersのr.y.u.s.e.i的な感じ)結婚式の前撮りで訪れるカップルの方も多いところです。

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どちらも高度3,000-4,000m弱の場所にあります。こんな高所に絶景があるとは到底思えないと思いますが、ぜひ一見の価値がある場所です。

▪️地理感

さて、日本から南米に行く経路は、成田/羽田からアメリカ経由(シカゴ/マイアミ等)、リマ(ペルー)着がメインとなります。

マチュピチュはペルーにあります。はじめに到着する首都リマから、さらに飛行機で2時間(もしくはバスで10時間)移動してクスコという街へ行き、その後列車で2時間移動し、ようやくマチュピチュ村(宿泊地)へ着きます。(マチュピチュ村からマチュピチュまでは、さらにバスで20分ほどかかります)

ウユニ塩湖はボリビアにあります。リマから飛行機で2時間ほどでボリビアの首都ラパスへ飛び、その後さらに1時間のフライト(もしくはバスで10時間)を経てウユニへ到着します。(ウユニ空港から市内まではタクシーで10分ほど。市内が主な宿泊地で、そこから出発するツアーで塩湖までいきます)

移動を図式化すると以下の通りとなります。(圧倒的に見やすかったので、こちらのサイトを引用させていただきました)

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マチュピチュとウユニはどちらを先に回ってもOKですが、ここではマチュピチュを先に回るルートを紹介します。

▪️気候

ベストシーズンは、南米の夏季かつ雨季にあたる12-2月と言われています。これが日本人にとっては意外とラッキーで、欧米人にとっては乾季である3月以降が人気であるのです。

というのも、ウユニ塩湖の「鏡張り」は雨季でないと見れないため、雨季が日本人にとっては人気なのですが、欧米人はこの鏡張りにはあまり興味がないらしく、12-2月はマチュピチュなどは閑散期であるというもの。(ただし、ウユニ塩湖は日本人が多いため、激混み!)

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▲ウユニの降水量(画像引用

天候や気温については、スマホで行き先都市を事前に登録することをお勧めします。私はiPhoneの標準の天気アプリで、リマ、クスコ、マチュピチュ(以上ペルー)、ラパス、ウユニ(以上ボリビア)を登録しておきました。

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この時期、ペルーは概ね気温25℃(最高)/18℃(最低)ですが、ボリビアはやや寒いです。ラパスは気温20℃(最高)/10℃(最低)で、ウユニは日中は日差しが強くとても暑いですが、夜は2-5℃まで冷え込みます。詳細はご自身のスケジュールと照らし合わせてご確認ください。

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▪️通貨

両国ともに通貨が異なるため、両替が必要です。
ペルーはソル、ボリビアはボリビアーのという通貨となり、レートは概ね以下の通りです。

1USD = 3.38 Sol(ソル)
1USD = 6.95 Boliviano(ボリビアーノ)
(参考 1USD = 117.01 JPY)
いずれも2017年1月7日現在

数日の滞在で使用する金額はたかがしれているため、到着後、現地空港での両替がお勧め。ただし、円(JPY)は明らかにレートが悪いので、日本で米ドル(USD)に替えておく方がベターです。

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参考まで。私は500USDを持って行き、130USD分をリマでソルへ両替、120USD分をボリビアーノに両替しました。USDは使える場合もあるので、念のため持っておきます。

注意点として、観光地では100紙幣など大きな通貨を使用した際、お釣をもらえない可能性が高いので、10/20紙幣単位の札にして欲しい旨、両替時に伝えておく必要があります。

後々で困らないように両替屋でお願いしておくほうが良いです。(ちょっと嫌な顔をされる場合もありますが、、)
また、海外では両替屋の詐欺もよくあるので、金額の確認もお忘れなく。

▪️言語

言語はスペイン語で、両国とも観光地であっても驚くほどに英語が通じません。そのため、最低限のスペイン語は単語レベルでは覚えておく必要があります。(後述)

▪️安全面

基本的に水道水を飲むことはできないので、歯磨きなどでもミネラルウォーターを購入し使用した方が良いです。

治安面は後述しますが、マチュピチュ、ウユニら観光地はとても治安が良いです。しかし、ラパスやリマは街に出た瞬間、雰囲気でわかると思いますが、単独行動は危険な感があるので、用心が必要です。

一人旅の方は特に、ラパスやリマ(クスコも)は注意が必要だと思います。

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▲ラパスの街中。

宿泊&移動

▪️航空券

私自身の旅行を例に取って記述していきます。基本的にエコノミー便を利用し、事前に購入しました。なお、エアラインのアライアンスは特段意識せず、購入額が安いものを優先して選んでいます。

購入方法は、SkyScannarもしくはGoogle Flightsを利用しました。昨年20回程度飛行機に乗り、色々試してきましたが、Expediaなどの格安サイトをさらに一括検索できるため、個人的にはこの2つがベストだと考えています。(日本でいう、トラベルコちゃんDeNAトラベルみたいな位置づけかと思います。日本語版もあります。)

▪️宿泊地

夜空港に着き、数時間後の翌朝に別フライトという予定で組んだため、南米滞在の5日間のうち3日間のみ(マチュピチュ村、ウユニ、ラパス)ホテルを利用しました。

費用は安い(1泊10〜30 USD)けれども、十分快適に宿泊できる宿泊地を選んでいます。ラパス以外は現地で探しましたが、事前に予約する方法でも良いかと思います。

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持ち物

65リットルのバックパックと、リュックサックで出掛けました。スーツケースでも良いのですが、これは移動の多さと、好みの問題ですのであしからず。

▪️服装

12-2月であれば、羽織るものが1,2枚あれば大丈夫です。ただウユニは夜冷え込むので、防寒対策が必要です。

私は、マウンテンパーカー、ユニクロのウルトラライトダウン、ジーンズ等2本、インナーで着るシャツ3枚、5日分の下着&靴下、靴は1足を持参しました。

ウユニ塩湖は一面が真っ白なので、ピンクや黄色などの蛍光色のダウンが写真栄えすると言われています。(実際、カラフルな服を着て行く人が多いです。私は黒で行きましたが・・)

▪️その他持ち物(一例)

参考ですが、以下を持参しました。

サングラス、日焼け止め、一眼レフ、スマホ、スマホ用ポータブルバッテリー、PC(基本は不要)、目覚まし時計(爆音のもの。基本は不要)、カイロ、ニット帽、バスタオル/シャンプー類/ドライヤー(これら3点は高いホテルに泊まらなければ基本マストです)、歯ブラシ、常備薬(後述)、ビニール袋、ビーチサンダル、サプリメント、グミやチョコバー。

日差しが強いのでサングラスと日焼け止めはマスト、持って行きませんでしたが帽子もあった方が良いと思います。変圧器は特段不要でした。

また、海外ホテルは(わりと良いホテルでも)歯ブラシなどは基本的にないので、持参必須です。ビーチサンダルは格安宿でシャワーを浴びる際に重宝します。

サングラスは折りたたみのものがおすすめ。

▪️セキュリティ関係

これらが必要かは宿泊ホテルに依存します。10USD程度の安価な宿に宿泊しましたが、実際、ロッカーに固定するための南京錠1つあれば十分でした。よって下記は持って行きましたが、基本不要でした。

サブの財布×2、南京錠×2、パックセーフ(バックパックを包むタイプの網状になるワイヤー)、シーツ(宿のシーツが綺麗でない場合に使用するため)

事前準備が長くなりましたが、いよいよ具体的な旅程について書いていきます。

旅程

ペルー・リマに到着した日を1日目とし、以下の予定を想定して考えていきます。
下記は私が回ったプランですが、確保可能な日数でスケジュールは前後すると思います。

移動に関しては、飛行機と列車を使う最速プラン
宿泊に関しては、旅人の集まる安価なホステルなどの宿を使うエコプランです。
参考にどうぞ。

1日目:リマーマチュピチュへ移動し、マチュピチュ観光
→ リマ着
→ 飛行機(Avianca Flight 839)でクスコへ移動(1.5時間、120 USD)
→ クスコからペルーレイル(VISTADOME 203)でマチュピチュへ移動(2時間、94 USD)
→ マチュピチュの宿へ行き、荷物を預ける
→ マチュピチュまでバスで移動し、観光(入場料125 Sol、バス往復25 USD)
→ マチュピチュ村宿泊(30 Sol)

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まず、リマからマチュピチュへ向かうためにクスコへ飛行機で移動しますが、ここでひとつ注意が必要です。
それは高山病に関するもので、標高0mのリマから、標高4,000mのクスコへ一気に1時間で移動するため、高山病になる方がとても多いということ。

高山病は死の危険もある病気で、年齢や性別・体力などに依存せず発生すると言われています。
対策は2つで、事前にダイアモックスという薬を購入し、リマ到着1日前から服用しておくこと。もう1つは高度が上がる際、意識がない状態だと高山病にかかりやすいため、リマ→クスコのフライト中は(眠くても)寝ないこと。

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リマ以外のラパスやウユニはじめ、目的地の多くの都市が標高3,000-4,000m前後にあるため(日本最高峰の富士山を超える高所に街があるわけです・・)、ダイアモックスはぜひ事前に入手しておきたいところ。

ダイアモックスがあれば、高確率で高山病を避けられる模様。実際私も全く問題ありませんでした。最悪、クスコの街でも買うことができます。

日本でどうやら現在売っていないようなので、これらが役立つかもしれません。

旅程に戻ると、ペルーレイル(ポロイ-マチュピチュ間)はハイシーズンは満席になることもあるので、事前に予約しておくことをおすすめします。

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クスコからタクシーで30分のポロイ(Poroy)という駅からペルーレイルに乗ります。
ポロイに行くためのタクシーですが、客引きに騙されない様に。このあたりでは珍しく、英語で客引きをしてくる人(スーツ姿の人が多い)が多々いますが、いずれも相当に高い金額を吹っかけてきます。

私はスペイン語が話せるブラジル人を空港で2人見つけて一緒に交渉してもらい、一人30Solで一緒に行きました。(がんばれば多分もっと安くいけると思います。)

ペルーレイルは金額自体は片道100USD前後するため、かなり高価ですが、10時間のバス移動とどちらを取るか、、と考えると、少なくとも行きは利用することをおすすめします。

車内はJRのグリーン車並みに快適です。(なのにWifiは使えないが)2時間ほどの移動で速度はあまり出ませんが、眺めも良く、素敵な時間を過ごせるはず。

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車内では軽食が出ます。チチャモラーダという、アサイージュース的な飲み物がとても美味しかったです。ご飯は頼めばおかわりもくれますがこれは内緒。

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マチュピチュ村は小さな村で、観光地であるため非常に治安が良いです。

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私は翌朝午前に帰りの列車を取っていたので、マチュピチュ村に昼に着いた後、そのままマチュピチュへ向かいました。
17時頃まで観光可能で、5時間ほどあれば十分すぎるくらい見ることができました。

マチュピチュは入場料が年々高騰しており、120Solほどかかります。(日本円で4,000円ほど!)また、1日4,000人までの入場制限を設けていますが、これは目安の様で予約は特段いらず、行く前に現地の観光案内所で直接申し込みができます。
トレッキングとなるので、歩きやすい靴がお勧めです。喉も渇くので、事前に水を購入しておくのもお忘れなく。

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マチュピチュ村からマチュピチュは、バスで往復25USD(片道30分)ほど。バスは村の中心から出ており、10分に1本あります。

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マチュピチュにはリャマもいます。

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ワイナピチュというマチュピチュを見下ろせる山があります。これに関しては1日400人という入場制限なので、事前にwebで予約をしておく必要があります。(追加費用も発生)時期にもよりますが、2週間―1ヶ月前には予約必須の模様。

1時間ほどのトレッキングとなりますが、時間があれば絶景が見れるようなのでお勧めです。7時発、10時発の早朝出発(各200名)となるため、私は断念しました・・。

飲食店に関してはマチュピチュ村にたくさんあるので、お気に入りのところを探してみてください。

アルパカと白身魚を食べてみました。どちらもとても美味!また、クリオージャという名物スープとピスコサワーという名物カクテルがお勧めです。

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なお、利用した宿は、Super Tramp(スーパートランプ)というところで、前述の一緒に移動したブラジル人2人組と同じ部屋に泊まりました。

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10人部屋ですが(たまたま我々3人以外はおらず)、施設はとても綺麗で1日10ドル以下で宿泊できる他、Wifiも速く、雰囲気の良いバーもあり、朝食も無料で付いていて美味しいです。

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2日目:マチュピチューラパスへ移動
→ マチュピチュからペルーレイル(VISTADOME 302)でオリャンタイタンボ(Ollantaytambo)へ移動(1時間半、82 USD)
→ オリャンタイタンボからバスでクスコへ移動&タクシーで空港まで移動(2時間、10Sol + タクシー5Sol)
→ クスコからリマへ飛行機(Avianca 830)で移動(1.5時間、120 USD)
→ リマから飛行機(Avianca 7390)でラパスへ移動(2時間、100 USD)

※本来、クスコからラパスへ直接向かう方が便利なのですが、フライト費用が高かったため一度リマへ戻るルートにしています。ご自身の日程と照らし合わせてご確認ください。

ここもペルーレイルは事前に予約をしておきました。行きと同じく軽食が出るのと、乗員さんによるダンスを観ることができます。
列車は正直とろとろ走っているので、この線路を歩いて通っても良かったとも思いました。(通称 スタンドバイミールート、というそう笑)

オリャンタイタンボからは、駅でクスコ行きのタクシー客引きが多数いますが、これはどれもぼったくりみたいです。(50 Solを要求される)

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徒歩5分ほどで行ける街の中心へ行くと、10人乗り合いのミニバンがあります。これは10 Solで行けるので、こちらがお勧め。
クスコ到着後、空港までタクシーで移動する必要があり、さらに5 Solほどかかるのでこの点は注意。

オリャンタイタンボは、イタリアンレストランなどが多数あり、小さな街ですが、時間があればぜひ一泊したいところです。

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クスコに到着し、リマへ移動。私はこのままさらに次のフライトで、リマからラパスへ向かいました。

3日目:ウユニ1日観光
→ 空港で朝までステイ
→ 飛行機(Amaszonas 300)でウユニへ移動(1時間、75 USD)
→ ウユニの宿へ行き、荷物を預ける
→ ツアーを申し込む
→ デイリーツアー参加(200 Boliviano)
→ 宿(40 USD)
→ サンライズツアー参加(120 Boliviano)

いよいよウユニ塩湖へ向かいます。

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まず前提。ウユニの鏡張りは、前日に雨が大量に降らないと綺麗なものが見れません。運要素が大きいので、鏡張りをどうしても見たいというのであれば、ウユニ滞在を2-3日とする必要があります。(私の時もあまり雨が降らず、完璧な状態ではありませんでした・・)
2月の雨期であれば、かなり高い確率で見れるそうですが、1月に5日滞在して見れなかったという人もいるほどです。
(ウユニは他に見るところがないので、時間に余裕があれば帰りのラパス行きのフライトを予約せず、鏡張りが綺麗に見れたら移動する、というのも手です。)

あまり意味はないですが、長期天気予報で確認したりできます。

ウユニへはラパスから飛行機で向かいます。アマゾナスエアラインという20名ほどしか乗れない小型機です。(2011年にできたばかりの模様。)
費用は片道70USDー150USDほど。夜の時間は費用が高め。

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アマゾナスエアラインは、SkySanarもしくはGoogle Flightsなどで出てこないので、本サイトに直接アクセスする必要があります。
予約は日本語がないのでちょっと大変ですが、頑張りどころ。

ウユニは驚くほどに日本人が多いです。鏡張りは日本人と韓国人しか興味がないようなので、日本人向けの観光ツアーがおすすめです。私は特に人気が高いという「穂高(hodaka)」ツアー会社を利用しました。

穂高という名前ですが、日系の会社ではない模様。ウユニ市内の中心で客引きをしているので、おそらくすぐに分かると思います。
ツアーの事前予約は特段不要だと思いますが、宿泊地はできたら予約しておいた方がベターです。

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▲このような7人乗りのミニバンで出発します。

なお、穂高のツアーは3つあり、詳細はそれぞれ以下の通りです。

1. Daily Tour:200Boliviano 10時発→21時頃戻り
列車やサボテン島のトレッキングなどを経て、途中塩湖でトリックアートを行い、最終的に鏡張りが見えるエリアへ行き、時間があれば星空も見せてくれる1日プラン。お昼付き。

2.Night Tour:120Boliviano 23時発→3時頃戻り
星空を満喫するプラン。

3.Sunrise Tour:120Boliviano 3時発→8時頃戻り
星空を満喫しつつ、朝日をメインで見るプラン。

私はウユニ滞在が1日のみであったため、1と3を利用しました。(2つ合わせて日本円で5,000円ほど)2は申し込んだが、最小催行人数の3人に満たず、開催されなかった・・・

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時間になって集合場所へ向かえば、後はもうおまかせの楽しいプランです。
めっちゃ日焼けするので、日焼け止めをお忘れなく。

(完全に余談ですが、宿で爆睡してしまい、夕食を食べた宿のメンバーに3時になんとか起こしてもらい、無事サンライズツアーにも参加できました。。深夜発なので要注意を。)

ちなみに夜と朝は非常に寒いので、カイロをもって行くと英雄になれる。(はず)

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デイリーツアーでは見れなかった、綺麗な鏡張りが見れて感動!

8時にウユニ市内に戻り、そのまま11時のフライトでラパスへ移動します。
空港で運良く、同じツアーで周ったアメリカ人とルーマニア人と再会し、共にラパスを周ることにしました。

4日目:ラパス1日観光
→ ウユニから飛行機でラパスへ(2時間、100 USD)
→ ラパスのホテルへ
→ ラパス1日観光
→ ラパス宿泊(30 USD)

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ラパスは世界一標高の高い首都で、4,000mを超える高所にあります。100万人都市ですが、実際にはもっと人が多い様に思います。
この街はすり鉢状に家が立ち並び、街の高所から低所へ移動するためにロープウェイで移動することとなります。このロープウェイと夜景が絶大におすすめ!結論、1日あれば十分見れます。

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治安面に関しては用心が必要です。一般的な都市とは対照的に、高所に行くほど貧困層が住んでいます。首絞め強盗などが多発している地域もあるようです。

街中にはニセ警官が一定数いる模様で、呼び止められてパスポートの提示を求められても出してはいけないようです、またそのままパトカーに乗ってしまわないように。

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夜の一人歩きは危険なので、なるべく複数人で歩く様にした方が良いです。一人旅といえ、ラパスだけはびびっていたので、前述のウユニツアーで出会ったアメリカ人とルーマニア人(スペイン語話せる)と共に行動しました。

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市内で見所は、サンフランシスコ寺院とムリーリョ広場(murillo)がおすすめ。まずここにタクシーで向かい、そのまま赤いロープウェイの乗り場まで歩いてくと、良い感じに回れます。

カリフォルニア州の各都市と同じ名前が見られます。(カリフォルニア州はオリジナルは南米のラテン文化です)

名物料理のサルテーニャ。ピロシキみたいな感じで抜群に美味しいです。チキン、ポーク、カレーなどがあります。

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ロープウェイは赤、黄色と主に2種類のものに乗れると思いますが、どちらも圧巻の景色が見れるのでぜひおすすめ。

赤のロープウェイで到着する頂上はこんな絶景。

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撮影ポイントもあります。

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頂上はエルアルトと呼ばれ、貧困層が集まる場所でもあります。

泥棒市と呼ばれる、盗まれたものが大量に売られている路面店街があります。これがとんでもなく大きな規模で、観光にぜひ一度訪れて欲しいところです。車のパーツから電化製品まで売ってます。

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頂上から見えるラパス市内。

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日が沈んだ夕方以降には、ミラードル・キリキリ(Mirador Killi Killi)という展望台にぜひ行ってみてください。とても綺麗です。

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タクシーで行ける場所ですが、話を聞くに帰りが危険な模様なので、タクシーの運転手に待っていてもらうよう、運転手に伝えておく必要がある模様。私は3人でいたので、歩いて下へ降りました。

一人旅の方は、けんちゃんというボリビアで有名な日本食料理屋があるので、まずそこへ行ってご飯を食べた後、タクシーに同乗する日本人の旅人を探すのが良いかもしれません。(私も当初その計画でした)

夜はダウンタウンから、タクシーで30 Boliviano で行くことのできるGustuというレストランでボリビア料理を。(アメリカ人が予約してくれた)

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一人70 USDほどでしたが、ワニや白身魚のステーキ、リャマの生肉、など珍味のような美味しいコースを堪能でき、総じて良かったです。なんでも南米5本の指に入る名店だそうで(ほんとかよ!)

宿泊したホテルはTinkaというラパス市内にあるところ。Expediaで事前に予約して行きましたが、30 USDほどで、朝食付き、なぜか3ベッドもある部屋でとても綺麗でした。フロントのスタッフさんも英語が通じ、タクシーなども呼んでもらえ助かりました。

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5日目:リマ1日観光
→ ホテルからタクシーで空港へ移動(30分、70 Boliviano)
→ 飛行機(Avianca 7391)でリマへ移動(1時間、70 USD)

リマ市内は空港からタクシーで30分ほどの場所にあります。残念ながら私はリマ滞在時間があまりなく、所用があったため、空港近くのホテルのレストランで時間を過ごしました。(市内観光は、このページなどが参考になると思います。)

リマ空港の隣にあるコスタデルソルというホテルで、食事すること(ドリンクのみでもOK)で、速いWifi&快適な椅子を利用できるので、空港で待ち時間がある方はこちらがおすすめです。ご飯も美味しかったです。

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宿泊者でなくとも、レストランもしくはスパ利用をすることで、フロントで無料で荷物を預かってくれました。リマ空港のチェックインは基本的には3時間前のようなので(多分預けられるとは思いますが)、助かるサービスです。空港は1日10 USD程度かかるので、こちらの方がベターです。

私はがっつり利用しましたが、スパではシャワーだけの利用もできなかなかの快適空間なので、旅の疲れを取るために良いかもしれません。

余談ですが、リマ空港のお土産売り場でクレジットカードを使用しましたが、カード情報をスキミングされ、2日後に使途不明のカード利用があったとカード会社から連絡が。
幸い支払いは無効になりましたが、この様な事件が発生することから、基本現金を使用した方が良いと思います。(北米、南米ではけっこうあります)

ざっくりですが、旅程の紹介はこれでおしまい。最後に諸々のまめ知識を載せます。

トラブルシューティング

▪️治安

上記にも記載してきましたが、ラパス、リマは1人では観光しないこと。観光時もなるべく手ぶらで、一眼レフなどはなるべく持って歩かないように。クレジットカードの利用は避け、10/20通貨レベルの細かい現金を持っていたほうが良いです。
スペイン語も最低限、使うフレーズだけは覚えておくことをおすすめします。(後述)

▪️高山病対策

はじめて高所へ行く前の日は、事前に睡眠をしっかり取っておくこと。また、旅行を台無しにしないようにダイアモックスの服用をおすすめします。日本では代替の商品がAmazonで、米国であればCVSに行けば8ドルくらいで購入可能です。

マチュピチュもウユニ(出入りツアーのサボテン島トレッキングなど)も、けっこう歩くことが多いので、勢い良く動いて酸欠にならないように注意。酸素を持ってきている人もいて賢いなと思いました。

Wifiについて

Pocket Wifiをレンタルされる方もいるかと思いますが、基本的に不要だとは思います。
が、3-4人以上で旅行される際は一人当たりにしたらかなり安価になるので、持って行くのはありかと思います。

(なおアメリカにお住いの方は、T-Mobileである場合、海外140カ国くらいで無料で切り替えができるらしい、、)

空港におけるWifi情報

纏めておきます。

・リマ空港→△
空港全体で利用可能ですが、おそらく無料ではインターネットに出れません。(登録が必要でその認証に使用するために必要なFBは利用可能でした)
前述のホテル、コスタデルソルのレストランorバー滞在をお勧めします。

・クスコ空港→×
Wifiは無料では利用不可。

・ラパス空港→◯
1階のチェックインカウンターがある広いエリアでは無料で利用可能。

・ウユニ空港→◯
2階のレストランでは無料で利用可能。

これだけは覚えておくべきスペイン語

数日とはいえ、英語が通じない国なので(本当に最低限ですが)以下くらいは覚えておきましょう。
私はタクシーに乗った後、「空港に行きたい」が通じず、かなり苦労しました。。

・こんにちは Hola(オラ)
・ありがとう Gracias(グラスィアス)
・空港 aeropuerto(アエロポルト)
・これはいくらですか? Cuánto es esto?(エステ クアント クエスタ)

また、こちらのサイトもわかりやすかったので参考に。

旅行中の心構え

心構えなんていうとちょっと大げさですが、旅行中は他の旅人にフレンドリーに接することをおすすめします。

私は一人旅だったので、空港で飛行機で道端で宿先で、とにかく話し掛けまくりました…
結論、シャイにならない方が何かと得です。別に英語がうまく話せる必要なんてなく(そもそも英語が母語の人は想像以上に少ない)、あくまで話す意志を持つかどうかが大事なのかと。

一緒に回ったら楽しい思い出もできるし、スペイン語を話せる人もいたり、何かと助かるはず。
なので一人旅の方はもちろん、複数人で回る人もぜひ積極的なコミュニケーションを取ってみてください!

最後に参考ですが、費用の話。
私は米国発着でトータル2,000 USDほどでした。

航空費(1,400 USD)
鉄道/タクシー(200 USD)
宿泊費(80 USD)
食費(150 USD)
その他(170 USD)

移動はすべてスピード重視のリッチプラン、宿がコスト重視、食事は食べたいものを気にせず食べました。多分、費用は下げようとすればもっと下げられたかもしれないです。

これにプラス日本からの航空券代を足した分が目安になると思いますが、現地で出会った日本から来た方は、4.5万円で成田―シカゴ間を来たという方もいました。(安すぎ!)アメリカン航空など米系のエアラインは、頻繁にこういった格安キャンペーンをやっていたりするので、タイミングよく狙ってみるのがおすすめ。

いずれの場合も航空券の予約は早い方が確実に安いので、なるべく予定を早く組んでしまいましょう。宿やその他は正直、なんとかなります。

ちなみに格安ポイントどこだよ!ってツッコミが来そうですが、ツアーを使わず、個人手配するだけでわりと安くなると思われます。団体の良さもあると思いますが、コスト重視の方はぜひ個人旅行で行ってみてください!

でも正直、いくら出しても南米は行ける時に行った方が絶対良いです。めちゃ良い場所なので後悔はないはず。

また、現地滞在5日間は弾丸過ぎるといえば本当にそうなので、正直もっと日数があったほうが絶対に良いです。が、5日+移動2日の1週間でも、十分に満喫できるのでご安心を。

長くなりましたが、以上が南米旅行のまとめ。旅行計画のお役になれば幸いです。
長文をお読みいただき、ありがとうございました。

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東京都出身。2011年から株式会社NTTデータで勤務し、在職中にIT責任者として一年半アメリカ・ロサンゼルスに駐在。インド案件を経て帰国後、株式会社メルカリに転職。2018年末独立、2019年起業し、三度目の渡米でニューヨークへ。インターネットが好きです。