(予め申しておきます。決して否定的なことを言いたいわけではなく、生産者、消費者側に自ら考えて自分の意思で判断して欲しいとお伝えしたいのです。)
1. 出し汁が危険

2. 具材が危険
では、汁を飲まなければ良いかというとそういう話ではありません。
そもそも、具材の方が圧倒的に重量が大きく、摂取する量は多くなります。(添加物の含有量も完全にではありませんが、少なからず物質量に比例します。)
まず、ちくわ、つみれ、などの練り物について。
これらは原料の製造、加工、調理される際に非常に多くの業者が関与しています。そしてそれら一つひとつの工程は見える化されていません。まったくわからない状態で、開示の義務もここまで複雑になると100%ではないと言えるでしょう。
魚の種類もわからなければ、ソルビン酸カリウムなどの保存料を使用したかどうかのことも一切わかりません。多くの場合、海外で輸入されたスケトウダラなどを加工して、長い期間保存をするため、発がん性を引き起こすソルビン酸カリウムなどの保存料は使用されていると考えられます。
それらが次の工程で、他者へ受け渡される際、それらは “白身魚すり身”、”ちくわぶ” などの名称で運ばれていくわけです。これらが何重層にもなっている状態では、もはや何が含まれているか完全に見えない状態と言えます。
次に、大根、はんぺん、卵などの白系のものについて。
これらには色を鮮やかに見せるための漂白剤(ソーセージなどは発色剤や亜硝酸塩など)や、汁の上で綺麗に浮き上がることや、形状安定化を目的とした添加物、はんぺんなどは食感をよくするための増粘多糖類(カラギナン)などが使用されていると言われています。
これらについても、以前記事でもご紹介したように、発がん性、記憶力低下、吐き気、動悸息切れなどを引き起こすと言われる人体への悪影響が確認されている添加物です。
3. 衛生状態が危険
最後に、成分以前に、コンビニで売られているおでんが決定的に危険と言えるのが、衛生状態です。
これはある意味で、食品添加物について知らなくとも明白なことかもしれません。
まず第一に1日に1店舗あたり約1,000人が出入りするコンビニには、大気中のいろいろな菌が入り込んでいます。(セブンイレブン社の発表によると、1日の来店者数はおよそ1,000人。)レジ脇のおでんは美味しそうな匂いを放っていますが、その分、多くの人の菌に触れられる位置にあるということです。
次に、コンビニ店員さんは、アルバイトスタッフが大半です。責任が重くない役職でもあり、人によって一概に言えませんが、安全へのモチベーションがある人ばかりというわけではないと考えられます。
その環境で提供されるおでんの衛生状態(賞味期限や調理(加熱)の管理策を含む)は、家庭や安心あるお店で食べるおでんそのものと比較して、やはりどうしても不安要素が強すぎる。
手軽さと安全はトレードオフ(どちらか一方を取ると、もう片方を失う)となってしまうのか。多少高くなっても健康的である安全な食品が食べたいという思いは多いはず。コンビニ各社さんに、真の見える化をした “安全で安心なおでん” を期待するばかりです。