先日、フリーライターをされている渕上さんにお話しをお聞きしてきました!
渕上さんは現在、ヘンテナブログhttp://hentenna.hatenablog.com/というブログを綴られているライターさんです。ブログは毎日更新されており、テーマは働き方や社会問題、イベントレポートなど様々です。先日の記事、「この変化の早い時代に、下積みに10年を費やすのは危険過ぎる。」はGunosyでも取り上げられ、数万人の方の心に響きました。
以前にイベントでお会いした事があったのですが、直接じっくりとお話しをすることは今回が初めてです。
なお、今回は渋谷にある人気カフェ、オンザコーナーhttp://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13113702/ でお話しをお聞きしてきました。
それでは、渕上さんが現在の仕事に至り、ブレイクスルーするまでの流れを見て行きましょう。
ライターとしての自分を見つけるまで
(渕上さん)学生時代は漠然と、作家になりたいと考えていましたね。
元々小説が好きであったというのもあるのですが、大学で統計学のゼミに入っていた頃、研究した事をレポートにまとめたり、わかりやすく書いたりする事が楽しくて、書く仕事がしたいと、なんとなくですが考えていたんですよね。(あっ、ここだけの話ですが、これでもゼミではトップの成績だったんですよ(笑))
ちなみに統計学は、今でこそビックデータって騒がれたり、統計学の本とか色々出ていますが、10年程前はまだまだ注目度は低かったですね。そんなニッチなテーマをあれだけマニアックに書いていた自分も、今思えばかなりアレかもしれません…(笑)
結局、色々と迷ったあげく、新卒では営業の仕事としてキャリアをスタートしました。
採用する側の立場になって気づいた事
その後、渕上さんは飲食店の店長として数年間働いた後、不動産企業に人事採用として参画します。
不動産業界は仕事が多くとても忙しいため、人材の入れ替わりが激しいんですよね。極端な話、毎週採用活動をしなければならない時期もありました。
面接を受ける方にその仕事が適しているかなんて、本人も分からないかもしれないけれど、採用する側としてはやはり長く働いて欲しい。でも無理に合わせようとすると、すぐに離職してしまう事になる。
そのときの僕は、前職でやっていた仕事が嫌になった経験もしていたので、新しい仕事を始めようとする相手の気持ちが、ほんの少しわかったような気がして、採用のやり方をちょっと工夫していました。
不動産といってもホテル専門の管理会社で、採用するのは現場のスタッフ、お客様と接する機会が多いため、接客の仕方はとても大事です。そのため、笑顔で思いやりを持って接客する事が好きな(苦に感じない)方を採用しようと意識しました。
そこで、まずは僕がその人の笑顔を見たいな、と考えたんです。その人が笑顔になる瞬間を引き出すために、一番好きなことを聞いたり、笑顔になる工夫をしたり、そういった面接スタイルを取りました。そこでその人の笑顔を見て、この人はこの仕事に向いてるな、良い接客ができそうだな、と感じ取っていたんです。
そうしているうちに自分も、自分が本来好きであった事を考えるようになって、気づいたら「書く事」を思い出していました。
人事採用として、笑顔で人と接する事が好きな方を、接客に導いているうちに、書く事が好きな自分を、周りの環境がライターに導いてくれたのかもしれませんね。
楽しいと思う事は何時間でも
最近、フリーライターとして独立したわけですが、やっぱり自分が楽しいと思うことをやると、なんでもできるんですよね。僕の場合は、10時間、15時間、と長い時間文章を書いていても全然苦になりません。
書く仕事に関しては、ジャンル問わず、担当させて頂いていて、どの仕事もとてもやりがいがあって楽しいんですよね。今は仕事漬けでも、毎日が本当に楽しいです。あっ、これっていわゆるブレイクスルーかもしれませんね(笑)。
ちなみに渕上さんのご活躍もあり、前職の不動産会社は業績好調でどんどん拡大していったとの事です!!
聞き手より
ご自身がやりたい事で生きて行くことを決め突き抜けるまでに、様々なご経験をされており、とても深みのあるお話しだと感じました。
現在のお仕事について、とても充実され、楽しそうにお話しされる姿、まさに一歩突き抜けるということなのかなと思いました。また、話しやすくお人柄が良い方で一つひとつのやりとりなど含めとても暖かみを感じます。
今後ともブログ、拝見させて頂きます! 本日はありがとうございました。
そんな渕上さんの書くヘンテナブログはこちら!!
http://hentenna.hatenablog.com/
https://twitter.com/hentenna_p
ポイント
① 昔、漠然と自分がやりたいと感じていた事を振り返ってみる
② 自分のやりたい事を見つけるために、相手が笑顔で話す好きな事を聞いてみる
③ 何時間やっても苦にならない事を探してみる