アメリカでフリーランスが多い理由と、日本で新しい働き方をする方法

アメリカ文化から学ぶ個人がフリーランスになる背景と、日本で多様に働く方法を書きました。

 

 

アメリカではフリーランスが多いです。2020年までに労働人口に占める50%がフリーランスになる、などと言われていますね。

私が以前に働いていた従業員数百人の企業(クライアント先)でも、フリーランスであったり、本業外に自分で会社をやっている人がちらほらいたので、肌感としても分かるなぁという印象を持っています。

 

この記事は「なぜアメリカではフリーランスが多いのか」ということについて、書くものではないです。

その理由はシンプルに纏めると以下のようなものでしょう。

  1. 専門性を活かして生きていく文化
  2. 終身雇用の企業がない(転職文化)
  3. フリーランスのための環境整備

 

この記事ではむしろ、日本で暮らす私たちの働き方がもっと多様になるためにはどうすれば良いか、について書いていきます。

日本では、とかく上記の3にフォーカスした議論がされがちです。フリーランスが働きやすい仕組みがない、フリーランスをもっとサポートすべきだ、といったものです。

 

これは「日本で起業が生まれない理由」としてエコシステムがどうだこうだ、という論評と近しいものがありますが、本当にそうなのでしょうか。

フリーランスでない私がいうのも難ですが、これは仕組みの問題ではないように思います。

 

むしろ、環境は整いすぎている(のでは?)

情報発信している素晴らしいフリーランスの方がたくさんいらっしゃいますが、例えばゲンキさんのこちらのツイート。

これは極論かもしれないですが、事実、日本(特に東京など)は快適に使えるカフェや無料で使える作業場所がとても多いです。

また、フリーランスとして生きていく手段を探したら、ツイッター上だけでも情報はたくさん見つかります。

最近はフリーランス向けのクレジットカード新規申し込み施策が出てきたり、既にフリーランスとして活躍されてる方が先導し、文化をどんどん成形されています。

日本は生活コストが先進国の中でも低い上に、仕組みや環境はそれなりにあると思うんです。

じゃあアメリカってどうなの?

 

アメリカにも仕組みがあるが、一番は文化

先に文化の話をします。

アメリカは個性を重んじる文化があり、生き方が多様です。冒頭にも書きましたが、専門性を持って生きていくし、終身雇用がない分、カジュアルに転職したり、独立する文化があります。

仕事のやり方にしても個がベースなので、個人への仕事の発注も多い。そちらの方が合理的だからと、自然とフリーランスになる人が出てきたりする。

WeWorkが毎月300ドルから利用できて、LocalSolo(ランサーズと同種のサービス)のような仕事を探せる大型のプラットフォームがいくつかあって…と仕組みに目がいってしまうこともありますが、根底は文化です。

転職、複業、フリーランスなど対する周りの反応が日本よりもライトなだけです。

私もアメリカで働いていた時、何度もフリーランスや複業的な働き方に憧れていました。というのも、周りにそういう人が多かったからです。その時は、そっちの文化に染まっていたので、自分もやろっかなくらいに思っていたわけです。

卵と鶏の関係のようですが(=どっちが早いか)、山手線の内側ほどの大きさしかないニューヨークのマンハッタンには、WeWorkが50個ほどあります。日本に入居してる層とは微妙に異なりますが、フリーランスの利用者がかなり多い。

(決して悪いわけではないが)日本社会の同調文化

僕ら日本人は一般的に海外の人と比べると、働き方において、あまりフレキシブルさがありません。どれだけ「多様性を、異文化を」と言っても、その解釈が海外でいうところの「Diversity」とは多少異なるようです。

でも、それはそれで良いと思うんです。

 

「協調性」「同調性」を大切にする。それはもの凄く尊いことだと思います。しかし多少なり、個人で生きていくこととは反するところがある。じゃあその上でもっと多様になるにはどうすれば良いか。

 

同調が行き過ぎ、場の空気を大事にしたり、みんなに合わせることがちょっとヘルシーでない方向に行くと、人は病む(笑)。

それが精神的にも疲れたりするから、「なるべくみんなに合わせて、一緒の方向にいよっか」となる。

そんな時、あえて目線を変えて「もうちょっと他の世界のこと」を見てみる。

それは海外を、という話だけではなくて、身近な他の世界を見てみるのも悪くないよ、ということ。

小さく少しずつ、自分の中の「文化」を増やしてみる。周りに合わせて何かむかついたことがあった時に、環境とかに頼らず期待せず、自分が触れる文化を少し増やしてみること、ということ。

これ、なぜ書いているかと言うと、「アメリカ文化良いで!」といった発信をしまくっていたところ、「海外で働きたい」という方からたくさんDMをいただき(おそらく50人以上)、色々とお話しをさせていただいた経験からなのです。

 

自分もそうであったのですが、「海外に出たい」という人は前向きな理由の中に、どこか「日本の同調主義」への辟易があったりする。それは悪いことではないと思います。自分が一番力を発揮できる場所で、楽しく生きていくのが大切だと思うから。

ただ人生をいきなり大きく変えていくことは難しい。だからこそ「もうちょっと他の世界のことも覗いてみる」のが良い。そうしてるうちに、働き方や生き方が少しずつ多様になってきて、案外、海外にも近くなる。

 

日本には「願掛け」文化があってそれは良いんだけど、当たらない宝くじや、来もしない白馬の王子を待っていてはいけない(笑)

ブログを始めてみるでも良し、オンラインサロンに入るでも良し、シェアハウスに入るでも良し、まずは英語を勉強し始めてみるでも良し。

ここでもツイッターでの情報収集はおすすめです。

自分の知ってる文化を変えたり、増やす方法は一つ。新しい文化に触れるしかないんです。

海外にパッといくのが一番振れ幅が大きく、手っ取り早いと個人的に思っていますが、何もそこから始めなくてもいい。

私も昔、同じようにライトに始めました。そして気づいたら海外に行けました(運もあるけど)。

↑上記だけ見ると、会社が嫌いだったように見えますが、私は前職も転職後も会社の仲間はみんな大好きです。ただ、もっと違う世界を知りたい、といつも思っているということ。

 

私は毎日ツイッターのタイムラインを頻繁に見ている「ツイハイ」です。ツイッターは多くの人と出会えるので、まずはツイッターで自分にあった人や目指したい人を探してみるのが良いかも。気になった方にDMしてよく会っています。

また現在は、田端信太郎さんのオンラインサロン「田端大学」に入って、マーケティングなどを仲間と日々学んでいます。

これもツイッターで8年前くらいに田端さんを見つけて、この人みたくなれたらいいなぁと心のどこかで思っていたからなんですね。

※ちなみに田端大学も、田端塾長を筆頭にみんなツイハイです。


そんな感じでライトめに書きましたが、要は「やや強固すぎる同調主義の緩和」が必要で、そのために掛け合わせのごとく、自分が触れる文化を自分からどんどん増やしていくべし、ということが結論です。そうすることで、社会全体の文化も多様になってくるんじゃないかと。

 

海外の文化が良いなぁとチラッとでも思ったことがある方、そう思ったら思い切って移住するか、上記のようにライトに変えていくしかないですよって話でした。

東京都出身、29歳会社員。2011年から株式会社NTTデータで勤務し、2016年春から一年半アメリカ・ロサンゼルスに駐在。2018年春より株式会社メルカリに参画。趣味はネットサーフィンです。