海外だと紙の本は手に入りづらい(買えるが高い)ですが、Kindleが便利で読書してました。(テクノロジー、便利です)
読んだ本の内容や感想について、備忘的に書いていたことを纏めました。(専門書系は入れてません)何かの役に立てば嬉しいですが、予め申し上げるとこの記事、非常に長いです。お時間ある際に是非。
1.GRIT やり抜く力
2016年に世界的ベストセラーとなった一冊。著者はマッキンゼーを経て教師となり、心理学者となったアンジェラ・ダックワース氏。
本書は「やり抜くこと」について科学的に詳しく解説されている。
大きな成果を生むためには、並外れた粘り強さや、圧倒的な継続力、確固たる強い意志が必要であるが、それらは才能ではなく努力であるという。自分ができているかはさておき、まさにそうなのかもしれない。
印象的であったフレーズは以下。
“人生の哲学がないと失敗する(哲学を持つべき)。”
これは、「こういう生き方をしたい」という人生の目標=自分の哲学があって、それに向かった細分化された目標(この仕事をする、この地で暮らす等)に取り組んでいるとき、人は自分が求めていることを自然と理解でき、スムーズに努力できる、ということらしい。
先がクリアになった努力なら(クリアでないよりも)苦しくない、という、誰しもがどこかで一度は経験したようなこと(例えると中高時代の筋トレ)なのかもしれないと感じた。
2. 生き方 人間として一番大切なこと
2004年に発売された京セラ、KDDI創業者で「経営のカリスマ」こと稲盛和夫氏の名著。
主に人生哲学について書かれており、20代のひよっこの自分にとっては耳が痛すぎるような内容が多かった。
「幸せの帳尻は一生涯を通じて必ず合う」という言葉が、不遇の環境でも腐らず、粘り強くすることの大切さを伝えていたように感じ、印象的であった。
ちなみに稲盛氏は仏教徒であることでも有名であるが、アメリカで出会ったアメリカ人で仏教徒の人が、この本の英語版「Life」を読んでいたと聞き、なんというか感動した。
3.確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力
LINE上級執行役員の田端信太郎氏が絶賛したことで、一気に有名になったであろうこちらの書籍。著者はP&G(米国本社含む)に長年勤め、USJの執行役員を務められた森岡毅氏。
同氏は、後ろ向きに乗るジェットコースターなどの大ヒット企画を具現化し、USJをV字回復させた実績を持ち、日本有数のマーケターとして知られている。
「ヒットは偶然ではなくて、確率を可能な限りまで高められ、それには戦略がある」と言われ、その戦略について惜しげなく書いてあるのが本書。
マーケティングについてよく分からなかったけれど、まず取っ掛かりに本書を読んでみると良いと思った。
余談ながら、個人的に絶叫まったく乗れないけど、USJに行ってみたくなりました。
4.LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略
洋題は、The 100-Year Life: Living and Working in an Age of Longevity。最近多くのメディアで「100年人生」について目にする機会が多いと思う。
科学技術の発展や、生活スタイルの変化など様々な要因によって、平均寿命は今後著しく伸び、それに伴って人々の仕事や結婚、などライフスタイル全般は大きく変わる、ということについてひたすら詳しく書かれている一冊。
著者はロンドン大学ビジネススクール教授のリンダ・グラットン氏。(タイトル的にWork Shiftの続編かと思われたが、まったく別の本であった。)
「人は長寿化する」ことは容易に想像できるが、「いま現在の20代の50%が90歳まで生き、10代は50%が100歳まで生きる時代になる」というレベル感は軽く想像を超えている。
短期的な幸福やメリットに走りたくなってしまうが、色々なことが起きても「この順番で良かった」と人生を長期戦略で見ることが大事で、それに向けて準備していくべきだと感じた。
ちなみに、この本の洋書Kindle版をAmazon.co.jpで買うと1,700円するが、Amazon.comで買うと4ドルくらいで買える(何故)。
アカウント切り替え面倒だけど、この本に限らず洋書買うときはAmazon USアカウントを利用するのがおすすめです。
5. 自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか
NewsPicksの人気コーナー「CEOの本棚」でWantedlyの仲さんが紹介されていて、読んでみた岡本太郎氏の名著。
比較的大きな組織で働く若めの人が読むと、色々化学変化が起きそうな本なのかもしれないと勝手に思った。
歳が離れている(当時の)岡本太郎がこう言うとなるほど、と感じることが多いはず。若いうちに長い海外経験(19歳からフランスに10年)を持つ筆者だからこその意見が満載。
仲さんが自身のキャリアを決断する際に読んでいたように、人によっては、まさに真っ向の道を進んでいる内容に思うかもしれない。良い意味で「大企業病」を脱するのに良いのかも。
6.ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか
短い経験ながらアメリカで働き、日米間の違いは少しずつわかってきた気がする(個人的見解)が、では欧州はどうなのか、他国はどうなのか、という疑問があった。
本書はドイツ在住25年の元NHK記者による定点観測とも言えるもの。その筆者が「日本でもドイツのようにワークライフバランスを改善し、仕事の生産性を高めることが可能である」と主張している。
本書を読み、欧州諸国はより「短く働く」という傾向が強いのでは、と思った。バケーションの概念が、日本<アメリカ<欧州、で重視されるレベル感が違うのかもしれない。
(日本は1-2週間くらい、アメリカは2-3週間、欧州は1ヶ月〜とか、といった感じだろうか…)
本に限らず、諸外国で働く人の話を聞くのは面白いので、もっといろんな国の事情を知りたいと思いました。
7. 頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法
国際機関に身を置かれ、「日本人」として世界の舞台で活躍される田村耕太郎氏の著書。
同氏の本をいくつか読んでみると、海外で働くことの厳しさをよく感じるが、より海外で働きたい気持ちが強くなる。(田村氏は、日本人であることの特徴を活かし、差別化する重要性を主張されている)
本書はどちらかと言うと海外という文脈に限定されておらず、組織の中でうまく立ち振るうためのこと、世界中どこにいても「不可抗力」なことは存在するのでどう対処すべきか、ということをご自身の経験(政治家時代の実体験を含め)から書かれているものである。
印象的であったフレーズは以下。
“「自分がコントロールできることだけに時間もエネルギーも集中するべき」だ。他人の気持ちはコントロールできない。(中略)0.01%でもわかってくれたらもうけものくらいに思っておくのがいい。”
“成熟したビジネスパーソンになるためには、リアクションを起こす前にじっくり受け止めて考えるようにすべきだ。”
8.損する結婚 儲かる離婚
話題になった一冊。著者は金融工学や恋愛工学でおなじみの人気作家・ブロガーである藤沢数希氏。
収入格差がある者同士の結婚は、日本の法律下では財産は100+10=110というわけではなく、所得が少ない方が離婚を申し立てれば、多額の費用が意図的に取られる可能性が高く(婚姻費用の地獄)、また事実上それが成功しやすい状況が多いため、結婚は十二分に考えるべき、という内容がまず書かれていると思われる。
芸能人の実例を基にした「離婚時の婚姻費用ケーススタディ」が豊富に載っているのが、わかりやすく(多少シュールでもあり)面白かった。
本書を読み(現実的な話)、恋愛と結婚の大きな違いは、双方の経済合理性の有無とタイミングで、男女共に一時の感情や情けで結婚を安易に考えるべきではないのだろうか、、と考えてしまった。
事実婚が一般化している国もあるが、そもそも結婚とは何か?と、読んでいて何度も問いたくなる。家族や夫婦のあり方も今後変わっていくんだろうけど、感情に走りがちな恋愛ほど、一定の合理的な指標は必要かと感じた。
9.How Google Works
本書はGoogleの採用プロセス解説を中心に、Googleという世界的大企業がいかにして機能しているか詳しく書いてある。著者はGoogle元CEOのエリック・シュミット氏。
採用に関しては、「超一流しか採用しないが、その基準が(もちろんすべてでないにしろ)公開されている」ことは驚きである。トップタレントをトップ待遇と裁量・環境で迎えるという、合理的に考えれば然るべき姿と言えるかもしれない。
Google社はなんといってもテクノロジー企業であって、優秀な人材であることは当然ながら、どのポストに就くにしてもコンピューターサイエンスの学士なり修士なりを持っている人がほとんどであるようだ。
先日ちょうどシリコンバレーで同社の非常に優秀な方にお会いしたが、その方も同じことを言っていた。日本だと文系卒のエンジニアって多い気がするけど、この辺の事情がちょっと違うのかもしれない。
10. シリコンバレー式 自分を変える最強の食事
著者は、シリコンバレーの著名起業家で、ウォートンビジネススクールでMBAを取得したデイヴ・アスプリー氏。
原書も読んでみた。初め「これは完全にダイエット本か」と思われるくらい減量について書かれているが、健康に関する本と言って差し支えないと思う。
筆者は自らを「バイオハッカー」と称しており、本書で紹介される “完全無欠ダイエット” は過剰なまでの徹底振りである。
実際に口にしたものが、健康と思考に影響するため、自分の体をきちんとコントロールして成果を出すには食事以上に影響の大きい要素はない、といったことが書かれているのだが、僕も個人的にそう思っているので、かなり面白かった。
11. 世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術
著者はアイザック・H・ジョーンズ氏。本書は「良い脂(油)を取り、糖質中心でなく、脂質中心にするべき」というのが主張と思われる。脂肪酸の種類について細かく説明されていたり、調理方法について書いてあり、わかりやすい。
(なお、原書はなく、日本語での書き下ろしである模様)
健康は諸説が色々ありすぎて(例えば水素水とか、凄いらしい健康食品とか)、胡散臭さと紙一重だと思うことも多いけど、情報として判断する材料になるという意味で良いと思う。
12. エッセンシャル思考
2年前に購入し5周、原書も2周読んでるリピートな一冊。著者はイギリス出身でスタンフォード大学でMBAを取得したグレッグマキューン氏。
この本を多少雑に要約すると、「人生の時間は限られていてすべてをやる事はできないので、仕事・私生活ともに大切な少数のものを見極め、すべてのリソースを投じて集中することでより豊かに生産的になる」、といった感じだろうか。
著者の実体験として、仕事を優先しすぎるあまり人生において大切なライフイベント(妻の出産の機会に立ち会うこと)を差し置いて、顧客とのミーティングに参加してしまい、後々とても後悔し、人の決断について研究したくなった、ということが書かれている。これほどでないにしても、仕事を優先して大事なことを逃した経験がある人は多いはず。
本書に何度も出てくる、「より少なく、しかしより良く(Less is better)」というフレーズは、他の洋書とかを読んでいても同義の表現が出てくることが多い気がするが、欧米人はデザインとか見てもシンプルでややこしくないものが多い印象で、概してそういう文化が主流なんだろうか。。
またその考えは、重要な少数のことに絞ることで、今この瞬間に集中して生きることの大切さを教えてくれる気がした。
印象的な箇所は以下。
サンクコスト(これまで投資した時間的・金銭的コスト)を回収しようとするあまり、人は判断を見誤ることが多いが、それは個人レベル(資格試験等の受験に何度も失敗する、ギャンブルの負けを取り返そうとする、投資した見返りを求めようと長年投資し続けてしまう)だけでなく、企業や国家レベル(何十年も赤字を出しているプロジェクトを今さら辞めるとは誰も言えない等)でも起きているということ。
何事も期限を決めてスパッと切り替える柔軟性が大事、とよく言われそうなことだけど、(日々耳が痛い話だが)本当にそうかもしれない。
13. 経済は地理から学べ
NewsPicksの連載でも話題になっていた最近の地理ブーム。著書は代ゼミ地理科の人気講師、宮路秀作氏。
地理を学ぶことで経済活動が見えるという内容について、分野ごとにとてもわかりやすく書かれている。
個人的に受験生時代に地理を勉強していたが、センター地理Bで94点取得も、出願においてはまったく役に立たなかったという闇エピソードはさておき、地理好きはきっと面白い一冊。
内容も面白かったけど、他にも山のようにある地理のどうでもいい話を誰かに語りたくなった。
14.成功者K
著者はスクラップ・アンド・ビルドで芥川賞を受賞した羽田圭介氏。同書を読んでいたので、読んでみた。
実話か、フィクションか、まさにセルフフライデーとも言うべき、爽快で際どいスキャンダル的な内容が盛り沢山の一冊。芥川賞を受賞した後に成功者Kの周りが一変していく様子は、ものすごいリアル感が漂ってきて面白い。結末はなんだか切ない。
これくらい思い切った生き様が素敵だと思った。小説あんま読まない人もおすすめです。
15. 陰日向に咲く
今さら、というくらい前に出た本(2006年)ではあるが、300円で買えるということもあり読んでみた。率直な感想、劇団ひとりめっちゃ最高。
タイトル通り、普段陽に当たらない(という見方の)6人に着目した小説だが、すごいリアル感。アイドルの追っかけを凄まじいレベルで行う男性について書かれた話があるのだけれど、これがはんぱなく凄い。
この本の特徴は、一見さえない6人それぞれに深く焦点が当てられていることだと思う。自分が置かれている環境を見直す際に、もしかしたら役立つかもしれない。
普通に映画版も見たくなった。というかゴッドタン見たくなった。
16. 幸せになる勇気
アドラー心理学で爆発的なブームを巻き起こした「嫌われる勇気」の続編。著者は岸見一郎氏。
タイトルからしてかなり奇を衒っている感があるが、心理学的な読み物を越え、哲学的な内容も多い。本編も前作同様に、哲人と青年の対話形式でわかりやすく書かれている。
前著に同じく内容がディープすぎて何回も読み返さないと理解するのが難しいところも多い。その点、読みやすく、万人向けに書いているのがこの本は良いと思う。
「真実の愛・リスペクトとは、相手の決断・行動自体をすべて受け入れることである」、というフレーズがあって、なんというか非常に深いと感じた。
17.一生を賭ける仕事の見つけ方
秋に上司が来てくれた際にくれた(無理やりもらった)一冊。著者は若くして活躍される公認会計士でトーマツベンチャーサポートに勤められる斎藤祐馬さん。
「ライスワークでなく、意義のあるライフワークを」という主張が書かれており、キャリアについて考え直す時に良いかも。
普段は考える暇がない(という言い訳で考えようとしてない)が、自分の能力や思考を活かし、使命的にやるべきだと感じる仕事に就けるということは、本当に恵まれたことなのかもしれない、と思った。
個人的には、まだまだその域に達していないので、知見を得つつ、ひたすら目の前のことに取り組んでいくしかないと思うばかり。
18.アメリカの大学院で成功する方法
ゼミの教授からもらった一冊。著者はアイビーリーグの名門ブラウン大学に学び、ハワイ大学に従事された吉原真里氏。
主にPhD取得を前提とした博士課程の内容が書かれているが、アメリカの大学が凄まじくストイックな環境である事が伝わってくる。米国の大学が学習の上で最良の場所である、と言われる理由が少し分かった気がした。
といっても、本当に努力の量が違いすぎる。これは地獄か、ネタかと思ってしまった。
国立大学の教授の給料が海外と比べて著しく低いといった記事がちょっと前にバズっていたが、なるほど、日本人でも海外の大学でオファーを得ようとする研究者・教授らが増えてきている模様。
人生にどれだけ活かせるかは各人次第として、最高峰の教授陣、学生達が集う中での経験というのは本当に大きいのだろうと思った。
19. Media Makers
ブログを書き始めた時に読んでみたのだが、読み返してみた。筆者はメディア野郎こと、LINE上級執行役員の田端信太郎氏。メディア運営者やブロガーの中でバイブル的になっている本だと思うけど、やはり内容は濃い。
“メディアで報じられる=生きた証が記憶されるということ” というフレーズがまさにメディアの真価なのかも、と個人的に思っている。
20. 熔ける
著者は元大王製紙会長の井川意高氏。発売した2013年頃に読んだが、こちらのブログをみて読み返してみた。世間を震撼させた事件についての本人の回顧録となっている。
本書を読んでも、なぜ事件が起きたかは完全には理解できないけど、灘高生徒会長→東大法学部のエリート御曹司で、ビジネスマンとしてのレベルも高い方が自身でどう考えているかが分かる気がした。
どんな人でも、最終ストップとして身近に心許せる人が必要なんじゃないか、と思った。
21. 多動力
日本でも大ヒットとなっているので、改めて特段申し上げる必要はないかもしれないけれど、とても勉強になった一冊。著者は堀江貴文氏。
堀江氏は、幾多の著書の中で「日本は環境が整ってて恵まれた状態にある」といったことを書かれてるけれど、海外で働くとこれが本当に分かる気がする。
おそらく才能や実力よりも発想の問題で、行動をひたすら続ける(多動する)ことで、ある程度結果が出る環境があると思った。
僕自身も多動が全然足りないので、もっと多動しなきゃと戒めになりました。
22. 空気を読んではいけない
昨年秋頃にブームとなっていた一冊。著者は格闘家で多方面で活躍されている青木真也氏。
タイトルは強烈であるが、本書で一貫して書かれていることは「悪い意味で空気を読む必要はない」ということだと思われる。
書籍内に “一度しかない人生で、世間的な「幸せ」に惑わされている時間はない。” という力強い一言があるが、まさに日本人が陥りがちなことで、ここはもう少し欧米の良い意味で “空気を読まない” という文化を取り入れてもいいんじゃないかなと。
余談ですが、青木さんのAKB48横山由依さんとの対談が面白かったです。
23. ADHDでよかった
著者は、浪人生活の末に渡米してUCLAを卒業され、日本の大手企業、日系大手企業の米国法人代表、世界銀行のストラテジスト等として、多方面で活躍されている立入勝義氏。
ビジネスマンとして輝かしい実績がある中、ADHDであることを非常に肯定的に振り返られ、わかりやすく解説している同書。現代ではADHDであることを告白する著名人も増えてきたようだが、まだまだ認知は少ない模様。
内容と直接の関係はないのですが、印象に残ったフレーズはこちら。
“英語には「トランスフォーメーション(Transformation)」という単語がある。これは日本語の「変身」よりも「覚醒」に近い言葉。何か別の人間に生まれ変わること。”
24.最高の戦略教科書 孫子
先日日本で購入し、いままさに読んでいる本である。(つまりこれはまだ読み終わっていないです、、)著者は、中国古典研究家の守屋淳氏。
約2,500年前に書かれ、偉人たちに読まれ続けたという「孫子」の戦略の解説と、現代でもそれを活かせるかについて書かれている。なかなか分厚いが、読み応えがある。
孫子はどちらかと言うと、「勝負する場所を正しく見極め、戦略を立てて動く」という主張であると思うが、なるほど文字通り “命を賭けた” 戦いを生き抜いた戦略は重みがある印象。
25.新しい市場のつくりかた―明日のための「余談の多い」経営学
ラストはこちら。(ここまで読んでくださった方、完全に天才。)
以前、WBSでコメンテーターをされていた某エコノミストの方にお会いした際に勧めていただいた本である。(その場でAmazonで買って読んだ)
筆者は、東大院経済研究所教授などを歴任され、製品開発論の専門家である三宅秀道氏。
少々発売が前の本であるが、繰り返し読み返している。例として書かれているウォシュレットはまさに新しい市場を作った好例なのかと。
いま現在、不満であったり、幸せでないと思うことがビジネスチャンスであるが、それだけでなく “潜在的なニーズ” というものもあり、「なくてもまあ成り立つんだけど、あったらすげー便利」というものから始まって、「なきゃ困る」に変わるのはまさにイノベーションだと感じた。
最後に何を言いたいかというと、アメリカでウォシュレットがなくて困っています。
以上25冊。
読書は非常に楽しいけれど、実生活にどれくらい活かせているかだと思われるので、日々のいろんなことをもっと頑張りたい次第。今回、備忘的に書いていた内容を纏めてみました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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